2017年11月22日

軽めの素晴らしいファンタジー『ファンタスティカ』

昼寝研究所寝言レポート#1341

いつも通り大きな勘違いをしていてやばいという程ではないのでまあ軽くオマヌケ状態のままで放置されていてもよかったのですが真実を知ってしまった方がヤバいこともあるという状態でお送りする寝言日記でございます。

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すみませんヤマダ電機!
昨日「Surface Book 2がない」と書いていましたが、昨日見たのがSurface Book 2でした!
おお、目も鼻も口も臍も節穴。脳みそも節穴だらけ。
本日また二つの節穴の奥からぎょろぎょろとPCを見ていたら店員がやってきて「いや、これ2ですよ」と教えてくれました。
ただし、わたしの欲しいモデルは在庫なし。

GPUなしのモデルが展示品でした。
あらためてカッコいいなあ……
もしも在庫があったら買っていたかも。
しかし冷静に考えれば26万円。非情(おお、この字でも間違いない)にお高いです。
是非試したいペンも1万円。本体があと10万安ければ……

で、店員さんもRyzen Mobileのノートがもうすぐ出てくると言っていて、ちょっと盛り上がりました。
来年早々におそらく10万円前後の薄型ノートのラインナップに並ぶでしょうから、そうなると、ここでSurface Book 2を買うというのはちょっと……しかし、唯一無二のノートです。来年、改めて考えよう。
一番望ましいのはMacBook Pro 13インチにRyzen MobileかMX150辺りが載ることだと思いませんか。

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さて、最近読んだマンガ。
ゴツボ☆マサル先生の『ファンタスティカ』です。

……いやあ、素晴らしいマンガです。
軽妙なセリフやらシンプルな絵が愉快なファンタジーの世界を創り上げております。
万能の強さを誇る国の英雄、の弟のお話から始まり、濃いキャラが繰り広げるドラマがたまりません。

で、致命的な欠点があるのですが……この1冊で終わりということ。

掲載誌がそもそも短命だったから、と思われますが……もったいない。

初のゴツボ☆マサル作品。お兄さんのゴツボxリュウジ先生に似たテイストも感じますが、もう少し読んでみます。
続きが読みたい……



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あ、『青い月夜の特別なこと』を「WIT STUDIO賞 WITノベル部門」に応募してみました。なんと本の設定にタグをつけるだけで応募できるという気軽な方法で応募できるのです! こりゃ楽だ!
まあ、受賞できるとは思いませんが、ちょっとした刺激にはなります。

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というわけで昨日2017年11月21日の自作Kindle本有料版ダウンロード数は0冊。無料版は1冊。
既読ページ数は627ページでした。ありがとうございました。

なんとか『雪の降る夜』を続けようと思いますが……大がかりな修正しながらコピペしているので、なんかおかしいと思ったらご指摘下さい。(無茶を言ってみる)

それでは本日もお疲れ様でした。お休みなさい。

雪の降る夜(仮) 第4回
 クゥシェットは少しとろい。三年前に初めて会ったときにはまったく手を焼いた。叔父さんは『香苗ちゃん、辛抱強く相手してやってね』て言ったけど、トランプ遊びはぜんぜん覚えないし、キャッチボールは下投げでもロクに受けられないし、川に入れば転んでずぶ濡れになるし。まったく一緒に遊んでいるこちらは心が落ち着く暇がない。
 ある夏の日、わたしが木に登ってお気に入りの枝でくつろいでいるとき、よせと言ったのにクゥシェットも太い幹にしがみついて登りはじめたことがあった。まあ、一番低い枝なら何とかなるかな、と思った瞬間に落ちた。別に大した高さではなかったけど、肘と膝を大きくすりむいて血が出ているのが見えた。クゥシェットは座り込んで大声で泣き出す始末。
 わたしは慌てて飛び降りた。
「だから言ったじゃない。下手すると死んでたよ。親より先に死ぬってのは親不孝なんだよ」
 以前、わたしが車に轢かれそうになったときに、父に言われたセリフだったけど、それはとても大切なことのように思えたので、何度も繰り返し、自分に言い聞かせていた。クゥシェットはひどくしゃくり上げながらも質問することを忘れなかった。
「どうして?」
 説明するのはとても難しかった。というか、改めて聞かれると自分でもよくわからなかった。とにかく、そうなんだ、という結論にしてしまった。
 まあ、そんな感じであったから、休みが終わって家へ帰るときにはいつも心配でたまらなかった。わたしがいない一年の大部分をどうやってクゥシェットは過ごしているのだろうか。
 クゥシェットは近所の小学校に通っているという。他にクゥシェットはいないという。虐められていないのだろうか。
 とにかく、クゥシェットはわたしが来ると無闇に嬉しそうにするものだから、世話が焼けると知りつつ一緒に遊んでいたのだ。

未消化のネタ
・困ったときには自作小説の紹介
・困ったときには詩のような戯れ言を垂れ流すこと
・困った時には今月の本の雑誌
・『無限島』下巻読みたいですとか言って上巻を完全に忘れています……
・『徒然チルドレン』もう一回読んでからとか言っていつ読むのか……
・『蝉時雨のやむ頃』やっぱりすごい。スゴすぎて次が読めん……
・『ミス・ポピーシードのメルヘン横町』読みました。


私的名作マンガ(Kindleで入手可能なもの)







2017年11月21日

Surface Book 2が欲しくなっている気がしないでもない

昼寝研究所寝言レポート#1340

いつも通りbackspace.fmを聞きながら最近自分もよく使うようになったpinterestの画面を見ていたらあっという間に時間が過ぎていくことにオノノキつつお送りする寝言日記でございます。

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ここ数日は昼休みにはSurface Book 2を見に近くのヤマダ電機へ行くということを繰り返しております。

……ないけどな。

展示されているのは前のモデルのSurface Bookのみ。
Surface Book 2は値段のみ表示されております。
そして、旧モデルも安くなっていないという……

なんじゃこりゃ。

しょうがないのでSurface Bookを触って、キーボードからディスプレイ部をボタン一つで外してタブレットモードにして、いまさら「おお、これはすごい」などと感心しておりました。

13インチとはいえ、結構大きいです。
なるほどな〜
やっぱり実物を見ると欲しくなります。
しかし値段が260000円……
もしもこれを買ったら、おいらTabletProのお絵かきツールをインストールして使ってみようと思うんだ。
http://tabletpro.com/

……ペンも1万円以上か。
なかなかキビシイです。

こういうMacが欲しい……

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あ、ヤバイ。
一日が終わってしまう。

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というわけで昨日2017年11月20日の自作Kindle本有料版ダウンロード数は0冊。無料版は3冊でした。
Kindle Unlimitedの既読ページ数は891ページ。ありがとうございました。

ええっと、連載小説はお休みしようかと思いましたが……もったいぶるようなモノでもないので貼っておきます。

それでは本日もお疲れ様でした。
お休みなさい。

雪の降る夜(仮) 第3回

 クリスマスイブ。夜空にちらつきはじめた雪。
 わたしは独りで電車を乗り継いで叔父さんの山荘へ遊びに来ていた。小学生なのに独りでこんなところまでやってくるのだからたいしたものだ、と叔父さんが感心したのももっともだと思う。
 こんな日に降ってくる雪はロマンチックというやつらしい。さっき叔父さんがギターを弾きながらわたしに教えてくれた。それから、雪のもっと多い地方ではそれどころじゃないってことを話してくれた。
 クゥシェットは叔父さんのところのスプーマムだ。二人でここに暮らしている。スプーマムとしては三歳。人間にするとわたしとほぼ同じ歳だという。
 ここにいる間、クゥシェットとわたしは同じ客室の二段ベッドを使っている。もちろんわたしが上だ。クゥシェットがハシゴを上り下りするのは危険だから。
 わたしはテレビを見ているクゥシェットに言う。
「雪がただきれいだっていうのはぜんぜん嘘なんだよ」
 番組の内容はおそらくクゥシェットにはわからない。テレビから観客の笑い声がするとそれだけで楽しくなるらしく、一緒に笑うのだった。わたしが側にいるときにはいつも横を向いて笑顔を見せる。わたしが笑っているのを確認するように。
 クゥシェットが理解できていないようだったので、もう一度同じセリフを繰り返した。クゥシェットはようやくわたしを見た。そして言葉を発した。
「どうして?」
 素直にそう訊ねてくる。いつだってそうだ。クゥシェットはわたしの説明を聞くのが好きなのだ。わたしはクゥシェットに向かって少しばかり偉そうに説明をする。
「いい? クゥシェットが住んでいるここでも雪はけっこう積もるけど、もっとたくさん降る雪国の人にとっては……雪国ってのは雪がたくさん降る場所のこと。わかる? 北の方はそうなんだよ。そこに住む人にとっては恐ろしいものなんだって。怖い怖いものなんだってさ」
「どうして?」
「屋根の上にたまる雪の重さで家がつぶれる事もあるらしいの。しょうがないからみんなで雪をどけるんだって。それを雪かきって言うんだけど。ここではめったに雪かきなんてしないでしょ。せいぜい玄関の前の雪を退けるぐらいで」
 わかっているのかいないのか、クゥシェットは笑いながらうなずいている。そして例によって手を振りながら舌足らずに答える。
「でも、わたしは聞いたよ。雪はね、何もかも消すよ。山も川も木も。雪はね。すごいんだよ。手品みたいだって父さんが言ってたよ。手品っていうのは不思議なこと。父さんにもわからない不思議なこと」
 その答えも少し的が外れているのが常だった。
「だから、みんなが『雪はきれいだ』って言うけど、本当は違うんだってことを説明したんじゃない」
「どうして?」
 わたしは大きくため息をつく。
 ふと思った。もしかすると、クゥシェットは得意げにしゃべるわたしを見て、さらに喜ばせようと何度も『どうして』を繰り返しているのかもしれない。
 でも、まさかね。
 そして、わたしは邪気のないクゥシェットの笑顔にまた同じ説明を始めるのだった。


未消化のネタ
・困ったときには自作小説の紹介
・困ったときには詩のような戯れ言を垂れ流すこと
・困った時には今月の本の雑誌
・『無限島』下巻読みたいですとか言って上巻を完全に忘れています……
・『徒然チルドレン』もう一回読んでからとか言っていつ読むのか……
・『蝉時雨のやむ頃』やっぱりすごい。スゴすぎて次が読めん……
・『ミス・ポピーシードのメルヘン横町』読みました。


私的名作マンガ(Kindleで入手可能なもの)







posted by Red56 at 23:32| Comment(0) | 日記

2017年11月20日

【Latin 高畠エナガ短編集1】の心地よい輝き

昼寝研究所寝言レポート#1339

いつも通り小さな点から始まりそのまま大きくなるかと思いきや昼を過ぎても点のままでああこれがそうまるで自分を見るようだと思っていたらようだじゃなくて自分だっていうことに夜半過ぎに気がついてソレも含めてまるで人生と溜め息交じりにお送りする寝言日記でございます。

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先ほど読み終えたマンガをご紹介。
高畠エナガ先生の【Latin 高畠エナガ短編集1】です。

……大変におもしろかったです。
いずれの作品も人ではない者達が出てきます。
活きのいい、真っ直ぐな、マンガらしいマンガ。
感情爆発が多いという指摘もありますが、わたしにはそれが刺さりました。
優しく美しいお話が詰まっています。

別の作品も読ませてもらいます!
ありがとう高畠先生!



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巷では『屍人荘の殺人』がスゴいという……
読んでみるか。
ただ、この手の傑作を読んでしまうと、自分の小説が(自信を喪失して)書けなくなるのではないかという恐れがちょろっとあります。
まあ、そんなことを言っていてもしょうがないので、読みたいと思うのですが……

実は、去年話題になった、やはり新人のデビュー作を2ページぐらい読んでいるのです。
ここで『屍人荘の殺人』へ行ったら、もう二度と帰ってこないような……

まあ、創作塾の原稿も半分ぐらいしか読んでいないし、仕事も忙しいし、小説も書かなければならないし……

この逆境こそがそれを読めと背中を力強く押す掌。

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というわけで昨日2017年11月19日の自作Kindle本有料版ダウンロード数は0冊。無料版は9冊でした。
既読ページ数は777ページ。おお、ラッキー感満載。

今日は日記が短いので昨日の続きをちょこっと載せてお茶を濁そうと思います。

それでは本日もお疲れ様でした。
お休みなさい。

雪の降る夜(仮) 第2回

 列車は山間を縫うようにくぐり抜け、風仙寺駅に停止した。ディーゼル車に引かれる客車は暖房を使う冬の間は、乗降時に手でドアを開けなければならない。
 最初に頬に冷たさを感じた。そして鼻に。冷気は少しのぼせていたわたしの頭をはっきりと覚ましてくれた。
 ホームには僅かに雪が残っていた。スキーで有名な雲間岳から距離にすればそれほど離れていない場所であるが、交通の便は悪く、観光の対象となるようなものは特にないのでまるで人がいない。駅は町の中心から離れた山の中腹にあり、線路の向こうに小さな町が広がっているのが見下ろせる。懐かしい風景は過去をわたしの胸によみがえらせた。最初にこの光景を見たときには山に囲まれた箱庭のような家並みが町中の科学館にあった鉄道模型そっくりだと思ったものだ。
 いつか鉄道模型をやりたいと思っていたものだが、女の子でそんなことを言い出すのはどうかと思って遠慮していた。いつか自分でお金を稼ぐようになったら好きなだけ買おうと一時期は思っていたけれど、やがてそんな情熱も忘れてしまった。
 訪問はあらかじめ電話で知らせてあり、叔父が四輪駆動の大きな車で迎えに来てくれるとのことだった。あの事故以来会っていないので十年ぶりだ。わかるだろうかと心配していたが、駐車場には数台の車がいるだけで、迷ったりする余地はなかった。懐かしい笑顔がわたしを見た。
「お久しぶりです」
 思った以上に叔父は歳をとっていた。あれほどたくましく、山の男を連想させた風貌は、なんだか一回り以上小さくなって、白髪に染まっている。まるで抜け殻のようだ。
「ああ、久しぶり。香苗ちゃん、もう大学生なんだって?」
「ええ」
 曖昧な返事をする。学校へ行かない者は大学生を名乗って良いのか。
 叔父の経営するペンションまで車に揺られて三十分。ますます人気のない山の中へ。
「それにしても香苗ちゃん大きくなったね」
「ええ」
「どうしてまたここに? いや、もちろん大歓迎だけどね」
 叔父の横顔からその気持ちまで推測するのは困難だ。
 わたしは彼の表情を見逃すまいとして言う。
「わかりません。でも今年で十年です……区切り、というか……」
「そうか……そうだな」
 会話ははずまなかった。
 窓の外を過ぎる木々、日の当たらない場所に取り残された山道の雪を眺めながら、わたしはクゥシェットのことを思い出していた。
 もう遠い記憶だ。
 十二月二十四日の夜。
 わたしは九歳だった。


未消化のネタ
・困ったときには自作小説の紹介
・困ったときには詩のような戯れ言を垂れ流すこと
・困った時には今月の本の雑誌
・『無限島』下巻読みたいですとか言って上巻を完全に忘れています……
・『徒然チルドレン』もう一回読んでからとか言っていつ読むのか……
・『蝉時雨のやむ頃』やっぱりすごい。スゴすぎて次が読めん……
・『ミス・ポピーシードのメルヘン横町』読みました。


私的名作マンガ(Kindleで入手可能なもの)










2017年11月19日

静かにオススメ『西荻窪ランスルー』

昼寝研究所寝言レポート#1338

いつも通りの休日がいつも通り静かに終わっていくことに対していつも通りの諦念で静かに手を振り見送ろうかと思ったのだけれどもいつも通り心の中のざわめきをいったいどうすればいいのかという問題が出てきたところでようやくいつも通りの諦念にまみれた手を振って静かに見送りながらお送りする寝言日記でございます。

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さて、気がつけば11月も残り2週間を切りました。
おお、やばい。今月中に仕事を一つ終わらせなければ……できるのか?
あれをやってこれをやって……

まあ、そんなことはいいとしてプライムビデオで『ユーリ!!! on Ice』をちょろっと見ました。
話の展開のスピード感、主人公のぶっちゃけトーク部分など見事におもしろいのですが、フィギュアスケートの動きをアニメで表すことの難しさを感じてしまいます。
あの美しさを滑らかに表現するのは確かに至難の業かと……

このアニメ、振り付けをプロの振付師に依頼して、実際に人間が滑った映像を元にしてフィギュアの場面を作成しているという、ある意味究極的に贅沢な作り方をしているらしいです。

わたしとしては続きが気になりますが、娘はイマイチのようで、ちょっと先を見るかどうかは微妙です。

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一昨日『西荻窪ランスルー』の1巻を読みました。
高校を卒業して、大学に受かっていたのに就職してアニメーターになった女の子の奮闘記。

おお、なんかいい話。
ただ、これがアニメーターの現状なのか、となると「甘い」という指摘がレビューにもあるようですが……

まあ、マンガの中で繰り広げられるストーリーとして良かったと思うので、お気に入りです。
三津監督がとてもカッコいい……
レビューでの辛い評価に対して「いや、十分におもしろかったよ」という意思表明のつもりで、いま2巻を購入しました。

これもおもしろければまたご紹介します。



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リアリティと言えば、例えばわたしの小説もなかなか現実的ではない面がありまして……
『サマータイムリバース』なんかも、実際に連続殺人事件の後に甦りが発生するときにはわたしが書いたようにはまずならないと思いますし、『青い月夜の特別なこと』でも虫の刃物が広まった世界で、金属がこれから発達してくるような事を書いていますが、現実には虫の殻を使った剃刀の登場は金属よりもずっと後になるでしょう。

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小説の手直し中。
というか、大昔に書いてお蔵入りになっていたお話のあれやこれや設定を変えて、何とか発表してしまおうというリサイクル商法。
新作書けよ、と思わないでもないのですが、まあ、これはずっと気になっていたお話なのでご勘弁を。

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というわけで昨日2017年11月18日の自作Kindle本有料版ダウンロード数は0冊。無料版は4冊。
Kindle Unlimitedの既読ページ数は279ページ。ありがとうございます。

はい、修正中の小説の冒頭を載せておきます。
これも20年以上前に書いた話で、色々と若いというか痛い感じですが……主人公と、もう一人の主要登場人物の設定を根本的に変えて、表に出せるようにします。痛い部分はそのままです。
まあ、そうすることでまたふわふわした、うわっついた話になりますが……

それでは本日もお疲れ様でした。

雪の降る夜(仮)

 あの日、わたしは走っていた。
 夜の闇と雪を踏みしめる音。乱れる呼吸。
 月明かりに照らされた新雪の上に一筋の足跡が続いている。その先に何があるのか。
 待ち受ける未来を恐れながら足跡をたどっていた。
 
 
 わたしは疲れきっていた。
 大学生活が始まって、長く苦しかった受験時代が如何に無意味なものだったかを知った。親の金を使って遊び呆け、車を買ってもらい、女の子の尻ばかり追いかける男。それを意識して喜んでいる女。この目で見るまではそんな奴等が実在するなんて信じられなかった。
 生物学にも特に興味を持てなかったのは、『合格できそう』を最優先にして学科の選択を誤った自分のせいだが、結果として大学からは足が遠のくことになってしまった。
 わたしはただ、自分の進むべき道を探そうとしているだけだ。だけど、それがあまりに困難で、どうすればいいのかいつもわからなくなってしまうのだ。安住の地を求めているのに、方向さえわからない。何もない暗闇に放り出されたような感覚の日々味わっていた。
 意味もなく追いつめられていると思ってしまう。眠る時に明かりを消せなくなった。これはきっと単なる自己憐憫なのだろうとわかっていてもどうしようもない。
 お酒を飲む事ができればもっと生き方が変わっていたかもしれない。酒が他人とのコミュニケーションにこれほど重要な意味を持つとは予想もしていなかった。特に大学という、特殊な環境においてそれは顕著だ。
 高校生の頃に知ったのだが、わたしはビールをコップに一センチも飲むと歩けなくなり、気持ち悪くなる。大学生になってからはコンパに出ると無理にでも飲まされると聞いていたのでいつも断り続けていた。
 でも、それはわたしがお酒を飲んで苦しくなることが嫌なのではなく、酔いつぶれたわたしの面倒を見ることになる人に悪くて断っているのだ。
 サークルや同好会にも入らなかったのはそんなことも原因の一つだ。
 中学の頃からたくさんの本を読むようになり、その中でも推理小説が好きになった。しかし、大学にはミステリ研究会などの類は存在せず、気に入った作品について誰かと論じ合うことなど夢のまた夢だった。
 きっと同じように孤独を噛みしめ、自分の存在の意味などという、どこにもないものの答えを見つけようともがいている人がたくさんいるのだろう。わたしはその孤立した無数の点の一つだ。
 やるせない日々が続き、過去の思い出に浸ることが多くなった。
気が付くと、わたしは子供時代に経験した事故のことを繰り返し考えるようになっていた。部屋をうっすらと照らすオレンジの常夜灯を何時間も見つめながら、すぐ側に誰かが眠っているような気がしてしょうがなかった。
 目をそらし続けてきたある疑問。
 あの時の記憶は今でもはっきりと残っていた。
 クリスマスを前にして、わたしは天井を見つめながら布団の中で思った。
 あの夜の謎を解きに行こう。
 十年前のクリスマスイブの晩に何が起こったのか、確かめる。
 わたしを縛り続けている疑問の答えを見つけるために。
 
 それは久しぶりの決意だった。



未消化のネタ
・困ったときには自作小説の紹介
・困ったときには詩のような戯れ言を垂れ流すこと
・困った時には今月の本の雑誌
・『無限島』下巻読みたいですとか言って上巻を完全に忘れています……
・『徒然チルドレン』もう一回読んでからとか言っていつ読むのか……
・『蝉時雨のやむ頃』やっぱりすごい。スゴすぎて次が読めん……
・『ミス・ポピーシードのメルヘン横町』読みました。


私的名作マンガ(Kindleで入手可能なもの)







2017年11月18日

『メイドインアビス』最終回を見ました!

昼寝研究所寝言レポート#1337

いつも通り秋の終わりの冷たい雨に打たれながらというのはあくまで心情を表すための比喩であって本当にずぶ濡れになっているわけではないのですがなんというかこう可哀相な自分を演出するためのわかりやすい演出ということではありますがそんなことを目論見ながら毎度毎度中身すっからかんな文章を書いている男の存在自体が真に可哀相な気がしないこともないけどそれももちろん演出ってことにしながらお送りする寝言日記でございます。

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本日ついに『メイドインアビス』の最終回を見ました……

涙なしには見れない、とても辛いヘヴィな最終回でした。

そして、冒険は続く……

10話からの展開が重すぎる……
しかし、素晴らしいアニメでした……
ぜひこの続きとなる第2期を。

これは作らなきゃだめでしょ!

ラストのメッセージのあの演出がとてもステキでした。

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で『「メイドインアビス」13話を見た海外の反応』を見るわけですが……

またそこで人々の反応を見つつモザイクのかかった画面と音声で彼等と一緒に泣いてしまうわけで……

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さあ、そこで問題です。
このまま第2期を待つべきでしょうか。
それとも既に4巻まで持っているけど未読のKindle版メイドインアビスで最新6巻の深層まで突き進むべきでしょうか。今回のアニメは4巻途中までの内容だそうです。

ああ、迷う……



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さて、ヴァチカン奇跡調査官に続いてメイドインアビスの最終回を見てしまったので、もう娘と見るアニメがなくなってしまいました。
なんかあるかなあ、と思ってさまよっているうちに『犬神家の一族』市川崑監督版を見始めてしまう始末。で、映画も何度か見て、原作も読んでいると思うのですが、まったく内容が思い出せません。
うわー、ヤバイ。見ては忘れるというモードに入っているのかもしれません。ってことは旧作のDVDボックスを持っている刑事コロンボもエンドレスお楽しみモード突入しているのか?

で、いま横溝作品はどこの段ボールに入っているのかなあ……

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というわけで昨日2017年11月17日の自作Kindle有料版のダウンロード数は1冊。無料版は0冊でした。
Kindle Unlimitedの既読ページ数は818ページでした。

うーむ、10月の売り上げレポートが出てきましたが、Prime Readingでどれだけ読まれたのかは記載されていませんでした……

あれ? いま『鉄塔の下で その他の短編』の紹介文を読んでみたら「この空の色と葉っぱの色と枝の色と空の色と。」って、最初と最後が同じやんけ。
これってなに? 何か意味あんの? うーむ……酔っ払って書いたためのうっかり重複である可能性が3割。慌てて書いたためのうっかり重複である可能性が2割。それ以外の理由によるうっかり重複である可能性が6割。言っているソバから可能性がうっかり10割超え。

というわけで、修正するか……

はい、修正しておきました。
あと、下のマンガリストもおいどんがダブっていたので修正。

それでは本日もお疲れ様でした。
おやすみなさい。

未消化のネタ
・困ったときには自作小説の紹介
・困ったときには詩のような戯れ言を垂れ流すこと
・困った時には今月の本の雑誌
・『無限島』下巻読みたいですとか言って上巻を完全に忘れています……
・『徒然チルドレン』もう一回読んでからとか言っていつ読むのか……
・『蝉時雨のやむ頃』やっぱりすごい。スゴすぎて次が読めん……
・『ミス・ポピーシードのメルヘン横町』読みました。


私的名作マンガ(Kindleで入手可能なもの)









posted by Red56 at 22:49| Comment(0) | その他のオススメ