2017年10月09日

意味不明に攫われる『ハルシオン・ランチ』

昼寝研究所寝言レポート#1297

いつも通り三連休ともなると三日目はつい気を抜いてうっかりだらだらと過ごして夜になってからあれをすればよかったこれをすればよかったと後悔することしきりとなりがちですが人生の折り返しを過ぎてくるとそんなこととっくにお見通しなので本日はしっかりだらだらと過ごして夜になってからあれをすればよかったこれをすればよかったと慚愧の念に打ち震えながらお送りする寝言日記でございます。

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小説の修正は終わっておりません。
ちょっと見せ方が難しいなあ……
最適な方法となるまでちょっと考えます。

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沙村 広明先生の『ハルシオン・ランチ』を読みました!
なんじゃこりゃ〜!
おもしろかったです!

以前、無限の住人を3巻ぐらいまで読んで、こういう(真面目というか普通というか)作風の人かと思って油断していたのですが『波よ聞いてくれ』の妙な世界にすっかり心を奪われました。

で、ハルシオン・ランチです。
説明が難しいというか、何でも食べる少女と、会社を潰されてホームレスになったおっさんのなんというか、食べてはバケモノを吐く的な……説明しても無意味なストーリーが繰り広げられるマンガです。

主人公の女性キャラ【ヒヨス】が『波よ聞いてくれ』の薄幸そうなあの妹さんに似ているのですが、それでいてあの設定というのがまた……

うーむ、もう本当に説明が無理。
全2巻。オススメです。


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ああ、色々と疲れることが多いですねえ。
この連休の唯一のミッションである不要品の電話をするのを忘れました。

ただ、ZenFone2のシステムをアップデートするのに成功しました。
さあ、WiFiやBluetoothが安定したとのこと。朝方にBluetoothのイヤフォンがブツブツ途切れるのが改善されると嬉しいのですが。

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というわけで昨日2017年10月8日の自作Kindle有料版ダウンロード数は0冊。無料版は2冊でした。
既読ページ数は362ページでした。ありがとうございました。

短期連載小説も本日で一区切り。というか内容としてはまったく終わってませんが、まあ、ここらでおもしろいところは終了ということで。

それでは本日もお疲れ様でした。
お休みなさい。

短期集中途中まで連載企画の最後『螺旋エイプリル』第7回
 石追いは水が苦手であるということがはっきりしたため、プールや風呂などがエイプリルの逃げ場となりました。
 しかし、ずっと潜っているわけにもいかないため、どうしても大王から逃げ切ることはできないのでした。
「水が苦手な動物から自分の身を守るにはどうしたらいいの?」
 エイプリル732の女の子は幼なじみの男の子に訊ねました。
「変わった質問だな。君のところで飼っている猫のことか?」
「そんなわけないでしょ。もし、そういうヤツがいて、道を歩いている時にでもいきなり襲ってくるとしたら、どういうふうに準備をしておけばいいと思う?」
「そうだな。僕なら水鉄砲を使う。お気に入りのすごいのを持っているから、それを常に鞄に入れておけば安全だ」
「ちょっとその水鉄砲を貸してよ」
「えっ? べつにいいけど。どこへやったかなあ。探さなきゃ」
「大急ぎで探して」
「なんだよそれ……まあ、もしもなにかあったら俺を呼びなよ。君を守るから」
「そんなことより水鉄砲よ。絶対にみつけて」
 というわけで数日後、彼女は無事に水鉄砲を手に入れることができました。石追いはいつの世界でも急に現れますが、水鉄砲で迎え撃つぐらいの余裕はあるだろうと見当をつけていました。
 ある日の学校からの帰り道でした。テニス部の練習で遅くなってしまい、すっかり日が暮れた道を彼女は急いでいました。
 いつも通る人気のない路地の、切れかかった蛍光灯の下に大きな人影があるのに気がつきました。
 ここら辺には変質者が出るという噂もあり、気をつけるように言われていたので、彼女は立ち止まりました。
 最初の驚きが去ると新たな考えが浮かんできます。
 あれこそが、石追いではないのか。
 彼女が一歩後ずさるのを待っていたように、その大きな人影は歩き出しました。
 逃げても無駄だ。
 エイプリル876の女の子は自分に言い聞かせました。
 鞄の中にいつも持ち歩いていた水鉄砲を取り出します。この間の日曜日に試し打ちをして、そのままにしておいたので、水は半分ぐらいしか入っていません。なぜ足しておかなかったのか激しく後悔しながら、それでも安っぽい緑色の銃口を石追いに向けました。
「螺旋の石を渡してほしい」
 その黒い影が言いました。
 彼女は恐ろしくて足が震えていましたが、そのことに気がつく余裕もありませんでした。
 青銅色の手足。険しい表情。すでにその姿は細部まで見ることができます。
「あなたにこの世界を壊させやしない」
 女の子は幼なじみの男の子にもらった古い水鉄砲を石追いの顔に向け、人差し指に力を込めました。水は緩やかな弧を描き、石追いの顔に命中しました。
 やった。
 女の子は石追いの反応を待ちました。
 相手は少し顔を歪めました。
「冷たいな。冷たいのは苦手だ」
 それだけでした。
 石追いにとって、水は苦手なものであっても、ダメージを与えるほどのものではなかったようです。女の子は悲鳴を上げました。
 偶然側を通りかかった幼なじみの男の子は、自分の名前が呼ばれるのを聞きましたが、女の子のところへ駆けつける前に世界は急速に薄れていきました。最後の最後まで、彼は女の子のことだけを心配していました。


はい、今回はこれにて終了です。
万が一続きが読みたいという方はこの日記のこの日の記事の下にあるCommentにリクエストを書いてください。
30くらいのリクエストをいただければオチを考え直して最後まで公開します!
3年ぐらいやっていて総コメント数が100ぐらい。半分は自分の返事。という状況でのこの条件!
未消化のネタ
・困ったときには自作小説の紹介
・困ったときには詩のような戯れ言を垂れ流すこと
・困った時には今月の本の雑誌
・『無限島』下巻読みたいですとか言って上巻を忘れつつあります……
・『徒然チルドレン』もう一回読んでからとか言っていつ読むのか……
・『蝉時雨のやむ頃』やっぱりすごい。スゴすぎて次が読めん……
・『ミス・ポピーシードのメルヘン横町』読みました

posted by Red56 at 23:31| Comment(2) | 日記

中華料理の思い出

昼寝研究所寝言レポート#1296

いつも通り久々に本屋に数時間いたのであやうくとんでもない散財をしそうになりましたがなんとか思いとどまり1冊だけムックを購入。六花抄の資料になるといいなあ。

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昼に娘と中華のミンミンに行きました。
レバニラ炒め食べたら、かなりレバーっぽくてびっくり。美味しかったです。

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うわー、小説の修正が終わらないよ〜

いまさらこの部分のネタを変えているのですが、変えてもこの書き方では意味がない……
ちょっと考えねば。

あー、早く六花抄の修正をしたいのに。
あ、そっちの方を先にするべきなのか?

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休みの間にbackspace.fmとRebuildの最新回を繰り返し聞いております。
かなりの安らぎ。
特にRebuildの話し手がHakuroさんやHiroshimaさんだとワクワクします。

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今のところ大傑作の『波よ聞いてくれ』の作者 沙村広明先生の過去の作品を読んでいます。
『ハルシオン・ランチ』
まだ途中ですが……おもしろいです

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愛機ZenFone2ですが、実は今年の3月に新しいファームウェアが出ていたのです。
知ってはいたのですが、これがまた全部手作業でOS入れ替え。
面倒なので放置しておりました。

で、いま何度かトライしているわけですが……うまくいきません。

そんなことをマンガを読みながらやっていたら、もう24時を超えているじゃありませんか。

あ、休みの間は小説を連載するんだった。
面倒なことを……

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さて、昨日2017年10月7日(あ、ホントは一昨日だ)の自作Kindle本有料版ダウンロード数は3冊。無料版は2冊でした。
既読ページ数は464ページ。ありがとうございました。

……二日続けて464ページって……ホントにこの数値あってるのか?

それでは本日もお疲れ様でした。
お休みなさい。

短期集中途中まで連載企画の最後の方だから大量に文章を流し込み中『螺旋エイプリル』第6回
 次のエイプリル1255の中に石追いが現れました。読んでいる僕も驚きましたが、エイプリル1255の男の子はそれこそ腰が抜けるほどびっくりしたようです。彼にしてみれば、全ては自分が作った物語の中での出来事のはずでした。それがいきなり石追いに追われる身になってしまったのですから無理もありません。もちろん、彼も石を奪われたらどうなってしまうのか、いままでエイプリルの物語を読んで十分にわかっているので、それはもう必死に逃げます。しかし、石追いはものすごい早さで走ることができるし、カンガルーのようなジャンプをした後で宙を滑空する力も持っていたので、1255の男の子はみるみる追いつめられていきました。
 男の子は昔からかくれんぼが得意で、最後は道ばたのポリバケツに身を潜めて石追いをやりすごそうとしました。
 何時間も{臭|にお}いを我慢して狭い空間に閉じこもったまま、ずっと一人きりで恐怖と戦っていたのですが、夜になってお腹も減ってきました。彼はそろそろとフタを開けて辺りの様子を窺います。誰もいない夜道があるだけです。
 ほっとして大きく深呼吸をしたところでいきなり後ろから鋭い爪を持った手が首に巻き付いてきました。
 一巻の終わりです。
 男の子は石を奪われ、エイプリル1255の世界は消滅しました。
 このシーンなどはもう読んでいてどきどきしました。
 
 次はエイプリル1254の女の子と石追いの戦いになり、その次は1253の男の子です。こうして次々にエイプリルは負け続け、彼等の世界は消えていきました。
 
 エイプリル876の女の子が足を滑らせて冬の湖に落ちたとき(幸いというか、あいにくというか、もうその直前に石は奪われてしまっていたので、まさに最後の瞬間でしたが)に、石追いが一瞬彼女に向かって手を伸ばしました。しかし、もがいた彼女が振り回した手が水面を叩き、そこから水滴が飛んでいったとき、石追いは慌ててそれを避けたのです。
 石追いは水に弱いのでは。それが世界が暗くなる前にエイプリルの女の子が残した最後の意識でした。
 その後のエイプリルの世界では水中に逃げ込むのが流行りました。案の定、石追いはどんなに浅い水であっても、中へ入ってこようとはしません。これにより『雨の日は石追いに襲われない』という法則が確立しました。少なくとも、エイプリル達にとって安心できる日があるというのは良いことでした。
 ただ、それが命取りとなることもありました。
 エイプリル801の男の子は学校からの帰り道、雨が上がったことに気がつきました。
 傘をすぼめて空を見ると、雲はいくらか残っているものの、青空がその向こうに見えます。男の子はぼんやりと空を見ていました。明日は友達と公園で野球をする約束をしていたので、それまでに地面が乾くだろうかと、そういう心配をしていました。ここ数日は買ってもらったばかりの新しいスニーカを履いていました。それを野球で試したい気持ちはあるものの、泥だらけになるのも嫌なので、公園の土の状態が気になったのです。
 書店と文房具屋を兼ねている店の横を通り過ぎて角を曲がります。
 そこに石追いが立っていました。
 慌てて螺旋の石が入っている鞄を抑えます。改めて雨が止んだことを思い出しました。
 肩を掴まれそうになって慌てて逃げます。もちろん、走って逃げおおせたエイプリルの例はなく、あっという間に行き止まりの路地に追いつめられてしまいました。
 冷たいと思って下を見ると、水たまりの中に立っており、履いていた新しいスニーカは水浸しになっていました。
 悔し紛れに足を振り上げ、水を飛ばします。すると、石追いはすばやく後ろへ飛び跳ねました。やはり水が苦手というのは間違いなさそうです。ほっとしたのもつかの間、すぐにゆっくりと近寄ってきます。とうてい逃げ出す隙はなさそうです。時折左右へ進路を変えるのが不思議だったのですが、石追いの足元を見ると、水たまりを避けて歩いているのです。また足を振り上げます。石追いは再び後ろへ飛び跳ねます。そこからは必死に足上げの連続です。自分でも滑稽に思えてきましたが、石を守ることがこの世界を守ることでもあると分かっていたので、止めるわけにはいかないのです。
 しかし、水たまりの水だって無限に続くわけではありません。やがて飛沫も寂しいものになってきました。もう足下には濡れた地面があるだけです。
 それを察知したのか石追いは不敵な笑みを浮かべ、しっかりとした足取りで近づいてきます。自棄になった男の子は石を鞄から取り出すとすかさず石追いの頭上へ向かって石を投げました。
 どこか遠くへとばして、せめて少しでも時間を稼ごうというつもりだったのですが、その瞬間に石追いは電柱よりも高く飛び上がり、男の子が投げた石を掴んでしまいました。
 空が急速に暗くなっていきます。
「いい心がけだ」
 それが男の子が聞いた最後の言葉でした。

未消化のネタ
・困ったときには自作小説の紹介
・困ったときには詩のような戯れ言を垂れ流すこと
・困った時には今月の本の雑誌
・『無限島』下巻読みたいですとか言って上巻を忘れつつあります……
・『徒然チルドレン』もう一回読んでからとか言っていつ読むのか……
・『蝉時雨のやむ頃』やっぱりすごい。スゴすぎて次が読めん……
posted by Red56 at 00:17| Comment(0) | 日記