2019年02月12日

何もかも懐かしい……『腐女子になって四半世紀経つとこうなる!〜底〜懐古編』

昼寝研究所寝言レポート#1787

いつも通りのやり方で古代灯籠の銀白色の天頂部をゆっくりと撫でているように見えても実は彼女が虫油をたっぷりと手に塗っているので赤や紫や茜色が手のひらから流れ出ているかのように色を変えて古代灯籠を染めていくのをただただじっと眺めつつお送りする寝言日記でございます。

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何故この本を手に取ったのかよくわかりません。
御手洗直子先生の『腐女子になって四半世紀経つとこうなる!〜底〜懐古編』とかいう、もうタイトルの出オチ感がひどいマンガ。
で、読んでみたら……
おお、すごい。出オチなんてとんでもない。そこに広がっている底なしに深い闇に、もう笑うしかないという……

腐女子の世界は知りませんが、かつての貧弱なモデム回線で彼女達が血の滲むような努力をして暴走していたかが描かれていて、もうまったく無駄な知識の宝庫
一本木蛮先生が出てきた頃のふぁんろーどを読んでいたわたしにとって、同人誌とかコミケは憧れの存在でしたが、深入りせずによかったような寂しいような……まあ、こうしてこの年になっても小説を書いていられるのは幸せですが。

それにしても、昔からちょくちょく名前を見ていた『高河ゆん』先生がこんなにスゴい人だったとは……
作者による高河ゆん先生へのぶっちゃけたインタビューがもうスゴすぎ。

というわけで、なんだか懐かしいやらおかしいやら。
読んでいる間はかなり幸せでした。



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あ、そういえばついに米澤穂信先生の『満願』を読み終えました。
最後の『満願』は……うーむ……
こういったネタは大好きですが、この最後の話はちょっと……
奥さんのリアリティが素晴らしすぎて、その動機が納得できない……だって、それじゃああんまりじゃないですか!

でも、さすがの完成度の高さ。こういったトリッキーな楽しみに溢れた短編集が現代の作家によって書かれているかと思うと、笑いが止まりません。ミステリが好きでよかった〜



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というわけで昨日2019年2月11日の自作Kindle有料版ダウンロード数は1冊。無料版が5冊でした。
Kindle Unlimitedの既読ページ数は1385ページ。ありがとうございました。

またちょっとだけお話を進めます。

それでは本日もお疲れ様でした。
お休みなさい。

未消化のネタの化石
・困ったときには自作小説の紹介
・困ったときには詩のような戯れ言を垂れ流すこと
・困った時には今月の本の雑誌
・『徒然チルドレン』もう一回読んでからとか言っていつ読むのか……
・あらためて『エリア51』に手を出しました! 3巻まで読みました。
・Mリーグマンガの作者の『鉄鳴きの麒麟児』2巻読みました
・おお、いつの間にかKindleで『青い空を、白い雲がかけてった』が!!
・『海街diary』8巻をそろそろ読むか……