2019年04月02日

不思議な魅力のマンガ『わたしたちは旅をする』

昼寝研究所寝言レポート#1836

【本の短い紹介のようなもの第2回】

さて、第2回はやっぱりこの方。ジョン・ディクスン・カーの作品を選ばずにいられましょうか。
カーといえば高校の頃に読んだ創元推理文庫の後の方にある作家紹介では『密室の帝王』と呼ばれておりました。
作品の多くが密室、あるいは何らかの不可能状況での犯罪を扱ったものという希有な作家です。
カーター・ディクスンという筆名でも書いていますが、こちらも不可能犯罪ばかり。
カー名義ではフェル博士、カーター・ディクスン名義ではヘンリー・メリヴェル卿という名探偵の活躍を描いております。

そんなカーの作品の中でもわたしがかなり気に入っているのが1957年に発表された『火よ燃えろ!』です。60年も前のこの作品、いつもの探偵は出てきません。
主人公は1950年のロンドン警視庁で警視をしているジョン・チェビアト。
彼がある夜タクシーに乗ってスコットランド・ヤードへ行こうとして、いつの間にか馬車に乗っていることに気がつくところから物語は始まります。
1829年のロンドンへタイムスリップした警官の物語です。
警察という組織がまったく市民の信頼を得ていない状況。そこで出会う不可思議な事件。
いやあ、カーらしくないと思ってしまうほど完成度の高い物語です。最後のお洒落なこと。
しかし、現在は入手困難。これを早く電子書籍に!



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ああ、Mリーグが終わりましたよ……
決勝戦は土日に3試合ずつやるものだから一週間で6試合を見なきゃいけなくなって、ちょっと余裕がなさ過ぎました。結局5試合見残したまま結果を知ってしまうという……
まあ、でも十分に楽しめました。

試合だけじゃなくてウヒョ助さんのMリーグ漫画も、プロ雀士達をおもしろおかしく、かつ魅力的に描いておりました。

4月は見逃した試合と熱闘Mリーグを見るとして……5月以降はしばらく課金を停止するか……

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さて、セールやら無料やらで見知らぬマンガの1巻のみがKindleに入っていることが多いわけですが、それらの中からおもしろいものを見つけると嬉しい気分になります。

というわけで福丸やすこ先生の『わたしたちは旅をする』の1巻を読みました。
主人公は23歳のフリーター宇佐美たえこ。バイト先の小さな食堂のママが亡くなったところから物語は始まります。ママの息子である孝一と付き合って半年。残された店を相続して、というところで思わぬことが起こり、孝一と二人、中古のキャンピングカーで放浪の旅に出ることに。
旅先での色々な出来事が描かれていきます……

このような絵柄ですが、描かれている内容はちょっと重かったりします。が、この絵柄なのでさらりと読めます。現実味があるようで、でもフワフワしている不思議な世界です。


で、こういう気になるマンガを見つけて、2巻を読むかどうかで毎回迷うわけです。
ちょっと考えます。
絵柄も好きなんですよ。まったくお話の先が見えない。気になる……

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というわけで昨日2019年4月1日の自作Kindle有料版ダウンロード数は1冊。無料版も1冊でした。
Kindle Unlimitedの既読ページ数は1095ページ。ありがとうございました。

船は故郷へ』の第4回をアップしました。これでこのお話は終了。
ラストに二行追加してしまった……これはなんとかKindle版もアップデートしないと……

https://note.mu/red56/m/mb4edfd6e4563

それでは本日もお疲れ様でした。
お休みなさい。

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さくらのブログ:http://red56.sblo.jp/
note:https://note.mu/red56/m/mc041a3f589ba