【本の短い紹介のようなもの第4回】
あ、言い忘れていたような気がしたので改めてアレすると、今まで読んだお気に入りの本を紹介するコーナーです。
記念すべき4回目はやっぱりこの作品。
『訳が古くてなかなか手を出す気になれない作品群』の中に埋もれさせておくにはあまりに惜しい存在。
作家、批評家、詩人であるギルバート・キース・チェスタトンのブラウン神父シリーズでございます。
全五冊のこの短編集、最近だと田口俊樹氏の新訳版がハヤカワから出ているのですが、一冊目だけです。待っているのですが、続刊が出ないまま3年が過ぎようとしています。
というわけで、しょうがなく全部揃っている創元推理文庫版で。
五冊の中でも名作が目白押しの『ブラウン神父の不信』でございます。
特にお気に入りは「ムーン・クレサントの奇跡」です。
上から見ると三日月をしている『ムーン・クレサント』と呼ばれる建物の一室からの人間消失。
いや、本当に奇跡です。
チェスタトンは不可能犯罪の名作が多く、これ以外にも第五短編集に入っている『古書の呪い』などは「その本を読んだ人間が姿を消す」という凄まじい不可能現象に挑んでいます。
で、不可能犯罪以外でも「理屈のスゴさ」が光りまくっています。
第一短編集に入っている『折れた剣』においては「枝を隠すなら森に」という有名な言葉から読者を、戦慄すべき(しかしミステリ的にはこの上なく美しい)結論へと導いてくれるのです。
唯一無二の存在。ブラウン神父シリーズをもっと読みやすいカタチで出してくれないかなあ……
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はい、昨日に引き続き『まんがの作り方』を読んでおります。
全8巻。いま7巻です……
いや、かなり好きな絵です。不安定なところもありますが、まあ、それも含めて好きということで。もう、通勤の御堂筋線でこのマンガが読める、とソワソワするほどでした。
で、あっという間にユルユルと7巻まできてしまいました。
武田さんの存在がどんどん大きくなっています。が、基本的にのんびりしています。
いい雰囲気だなあ……
7巻には読み切りの短編が載っていて、切ない感じでスッと終わるのですが、その次のページが脱力満開のあとがきで、ちょっとビビりました。
好きな表紙です。
このまま他の作品にも手を出します。
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というわけで昨日2019年4月3日の自作Kindle有料版ダウンロード数は1冊。無料版が2冊でした。
Kindle Unlimitedの既読ページ数は1105ページ。ありがとうございました。
なんかPrime Readingから外れた『チョコレートの天使』ですが【SF・ホラー・ファンタジー】の20位以内に入ったりしております。あと『青い月夜の特別なこと』も20位以内に入っていたりします。
つまり、日々お伝えしているような販売数でこの程度にはいけるということです。
それがちょっと寂しいです。
noteにはやっぱり『夏のストロボあるいは魔法』をぶつけようと思います。
個人的には好きな作品ですし、それが小説を書く上で一番のモチベーションになっているので。
まあ、週末から修正しつつ少しずつアップしていきます。
それでは本日もお疲れ様でした。
お休みなさい。
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