2019年04月17日

美しい部品で織られたミステリ『戻り川心中』

昼寝研究所寝言レポート#1851

【本の短い紹介のようなもの第17回】

こんなに続けたからそろそろネタが無くなってきたと思って顔を上げるとまだ17回という現実に意識失いかけつつおもしろい本をご紹介するコーナーです。

第17回でご紹介するのはとても美しい作品。連城三紀彦先生の短編集『戻り川心中』でございます。
中身を知っている人であれば、国産ミステリの最高峰に位置する作品であることに異論はないかと思いますが、知らない人にとっては直木賞作家の恋愛小説じゃないの? という印象かもしれません。
確かに、そういった面はあります。
しかし、ここにあるのはそれだけではないのです。
ミステリであるための残酷な仕掛け。そこに浮かび上がる歪な人工の風景の美しさと悲しさ。

ミステリって何が面白いの?
なんていう乱暴な質問には黙ってこれを渡してあげてもいいんじゃないですかね。



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ちょっとモヤモヤした時には『かげきしょうじょ!!』を読むと心が落ち着くことが判明。
このマンガ、いつ読んでも幸せな気持ちになれます。
それは、一挙手一投足が人を惹きつけるような輝く個性を持つ渡辺さらさのような人だけではなく、そんな才能には勝てないと思いつつも必死に努力をしていく人の姿を描いているからだと思いますと、言葉にしてみたらえらく陳腐で全部消そうかと思いましたが、だってそうなんだもんと加齢には勝てないと思いつつ言ってみました。

そう言えば、シーズンゼロの紙版を、わたしは買うべきなんでしょうか……
それを買ったら、いまの本編も紙で買ってしまうのではないでしょうか……

Kindle版は持っているのですよ。
復刊したシーズンゼロは紙のみ。そして、1冊にまとめられています。
少しだけ加筆があるとの情報も……



うわー、7巻はやっぱり涙なしには読めない……

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というわけで昨日2019年4月16日の自作Kindle有料版ダウンロード数は1冊。無料版が7冊でした。
Kindle Unlimitedの既読ページ数は1007ページ。ありがとうございました。

さあ、今週はちょっと睡眠時間を早めにとっているのです。肩が痛くて夜明け頃に目が覚めてしまうことがあるので。服の上からカイロを貼っておくと、かなり快適のようです。

それでは本日もお疲れ様でした。
お休みなさい。