昼寝研究所寝言レポート#1852
【本の短い紹介のようなもの第18回】
霧状になって薄れていく記憶の中を漂いながら何かあの辺りだけちょっと密度が濃いなというところの様子を適当にお伝えするコーナーであります。
さて18回は日本の密室職人二階堂黎人先生の『吸血の家』でございます。
足跡トリックの白眉。ただ、これを読む前にディクスン・カーの『テニスコートの殺人』という作品を読んでおくと、楽しみも倍増かと。
テニスコートの殺人は、わたしが2番目に読んだカーの作品。雨上がりのテニスコートの真ん中に絞殺死体。足跡は被害者のものと、第一発見者の女性のものだけ。
当然のように彼女に容疑がかかります……
という魅力的な謎と、なんじゃそりゃ〜の珍妙なトリックで一気にこの作家のことが好きになったのを覚えています。
で、二階堂先生の『吸血の家』でも似たようなシチュエーションで事件が発生します。
もちろん、カー好きの二階堂先生なので『テニスコートの殺人』を踏まえた上で読者に挑んでいるわけですよ。
で、その真相が素晴らしいの一言。そうか、こんな手があったか。
いやあ、このトリックはカーに教えてあげたいです。
というわけで、忘れがたい一作ですが……なんと、もはや入手困難に。
テニスコートの殺人の方が容易に手に入るという……こちらは大抵のことは笑い飛ばせる人にオススメです。
しかも、新訳。これを訳すんだったら、ブラウン神父を頼みます……
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はい、買ってしまいました。
『かげきしょうじょ!! シーズンゼロ』を。
本を減らそうとしているのに……
描き下ろしのおまけマンガと、宝塚のトップスターだった凰稀かなめさんに作者の斉木久美子先生がインタビューしている記事が巻末に載っています。これだけでもかなりの価値があるかと。
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そして、いま新しいマンガを読んでいます。
Kindleで1巻から3巻まで無料って……そりゃ読んでしまうだろ! そして、続きが気になってしまうだろ! まあ、3巻まで読んだら考えます。
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最近、この日記って本のことしか書いてないぞ……
他に興味のあることってないんですか?
さよならポニーテールがレコードを次々に出しています。
欲しいけど……レコードプレーヤーも持っているけど……
いまさらレコード買わないよ!
あ、どこかにサイン入りのCAPSULEのマキシシングル的なものがあるはずだけど……ぴあで当たったのが10年以上前。一度も針を落としていません……
……それにしてもどこへいったのやら。
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というわけで昨日2019年4月17日の自作Kindle有料版ダウンロード数は3冊。無料版が1冊でした。
Kindle Unlimitedの既読ページ数は680ページ。ありがとうございました。
ついに『チョコレートの天使』が【SF・ホラー・ファンタジー】の100位以下に……まあ、素人の書いたあんな長くてまとまりのない小説にしては頑張りましたよ。問題はそれに続くものがないということ。
それでは本日もお疲れ様でした。
お休みなさい。