2019年04月23日

よくある素晴らしいマンガ『きれいなあのこ』

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昼寝研究所寝言レポート#1857

【本の短い紹介のようなもの第23回】

毎度驚くほど薄っぺらい内容でオススメしているのでそろそろ「この人、本当は読んでいない本を紹介しているのでは?」と勘ぐる人もいるかもしれませんが、そんなことはどうだって良いのです。とにかく読んで損のない本を今宵も一冊。

西澤保彦先生の『七回死んだ男』(1996年)でございます。
すごい昔だな……ほぼリアルタイムで読んでました。
もうこの日記で何度かこのタイトルを出していますが、まだ七回には至っていないかと。

時間ループものの先駆的作品……かな? あの作品とどっちが早いんかな……と思ったらあちらの方が1年早いのか。それもいつか紹介したいけど、あまりに内容を忘れていて、どうにもこうにも……

七回死んだ男。このタイトルが素晴らしい。
どのようなお話か、軽く紹介してみましょう。

殺されてしまった祖父を救うために、久太郎少年は何度もその日に挑み続ける。

はい、以上です。
気軽に読める、ライトなお話です。思わずニヤけてしまうような仕掛けを楽しんでください。
この作品、いまでは色々なネタの元になっているかと思います。
わたしの『サマータイムリバース』も、ネタは異なりますが、この作品に挑戦したものです。(あまりに及ばないので、そのチャレンジを誰にも知られずに消え去っていくものでもあります)

こんな作品が20年以上前に出ていて、それよりもっと前に「死者が蘇る奇怪な現象が発生する」中での殺人を描いた山口雅也先生の『生ける屍の死』があるわけですよ。以前にも書きましたが、ミステリはとっくにスゴいのです。



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以前に紹介したような気もする吉田丸悠(よしだまる ゆう)先生の『きれいなあのこ』(2014年 新書館)という作品を読みました。短編集です。
紹介したと言いつつ、内容をすっかり忘れていたのですが、覚えのあるコマもあるので、やっぱり再読だよなあ……
だとすると、わたし、以前にこの作品をちゃんと読めていたのかと。だって、こんな印象深い短編集を忘れているなんて、あり得ない……ことではない。ヒント:加齢。
しょうがないので『サクラエディター』でフォルダ全体をGrepして『きれいなあのこ』という文字を検索。
おお、2015年の9月に言及しているけど、これ『ひらり』の無料マガジンに表題作の『きれいなあのこ』だけが掲載されていたんですね。これを読んだだけかなあ。

……やばい。この無料版、いま見るととんでもなく豪華だな……それを知らずに手を出して、まんまと引き込まれて幸せに。

で、コミックスの『きれいなあのこ』ですが『平成絶体領域委員会』というアイドルユニットJC&JKによるユニットのメンバーについての連作短編集なのですよ……途中まで読んで、突然そのことに気がついて慌てて何話か見直しました。うおお、すごい。

『きれいなあのこ』の谷本さん。いいなあ……このこがあのこですかね?

若さのひたむきさや残酷さや優しさや間違いや仲直りが楽しく詰まった作品。
オススメです。



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というわけで昨日2019年4月22日の自作Kindle有料版ダウンロード数は1冊。無料版が0冊でした。
Kindle Unlimitedの既読ページ数は2343ページ。おお。ありがとうございました。

今日は電車の中でGPD Pocketが大活躍でした。アレもコレもちょっと進んだぞ〜

それでは本日もお疲れ様でした。
お休みなさい。