2019年04月24日

奇想の威力を思い知る『煙の殺意』

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昼寝研究所寝言レポート#1858

【本の短い紹介のようなもの第24回】

さあ、本日も張り切って薄っぺらい紹介をします。
二度目登場の泡坂妻夫先生。シリーズものではない短編で一つ。
短編集『煙の殺意』(1980年)の中の表題作をオススメいたします。

奇術師でもある泡坂先生はトリックにこだわった傑作をいくつも生み出しましたが、この『煙の殺意』ではチェスタトンのとある名作を思い出させる奇想が炸裂しております。
ありふれた殺人事件から導き出される意外な真相。
ミステリならではのとんでもない理屈の飛躍を楽しめる作品です。

この短編集、他にも良い作品が詰まっていると思うのですが、詳細は記憶の底の底に沈んでおり、辛うじて赤の追想が好きだったなあという漠然とした思いだけ。



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昨日の日記を書いた後で、色々と読んでいない本を発見してしまいました。
本日はお気楽な作品をご紹介。
TONO先生の『ピンク・ラッシュ』でございます。
アイドルのサナちゃんはカワイイ女の人が大好きで、自分のファンには罵声を浴びせるようなキャラ。でもそれがまた大人気。
そんな彼女の妙な日常を描いた作品です。
美しくもカワイクもない事務所の社長はタコで、ファンの野郎共は何かもふもふしたもので表現されています。
作者があとがきで「女の子だらけのたわいのないコメディ」と書かれていますが、まさにそれ。これならいつまででも読んでいられる〜
やっぱり生きていく上で、こういうものが必要なのですよ。

と思ってこの作者さんの他の著作を調べたら、たくさんありました。これは、ちょっと気になりますよ……



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このところ、朝早くに目が覚めることが多くなって困っています。昼間に眠くてしょうがないのです。
昼間にカフェインを取り過ぎかと思って、珈琲を控えることに。
でも、もしかして、単に年をとって早起きさんになっただけかもなあ(ショックを和らげるためにちょっとカワイク『早起きさん』と表現してみました)

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というわけで昨日2019年4月23日の自作Kindle有料版ダウンロード数は2冊。無料版が1冊でした。
Kindle Unlimitedの既読ページ数は2152ページでした。ありがとうございました。

小説を進めるぞ〜!
連休前からちょっと勢いをつけておきたいモノです。

それでは本日もお疲れ様でした。
お休みなさい。