2019年05月05日

未だにスゴいところにいる

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昼寝研究所寝言レポート#1869

【本の短い紹介のようなもの第32回】

久々にお送りするこのコーナー、たぶん32回です。
かなり昔の発売当時に読んだ作品をオススメしようかと。
家から自転車で15分ぐらいの書店でよくマンガを立ち読み(この後、ビニールで閉ざされるようになる)していたのですが、ある時大判のコミックの新刊が平積みになっていました。
灰色、鈍い銀色っぽい表紙に赤い文字で二文字のタイトル。
そして、オビには「いまコミックはここまできた!!」とありました。
おお、大きく出たな、どこまで来たんか確かめたろ、と軽い気持ちで手に取って読み始めました。
作者の名前はすでに知っていたはずです。半年ほど前にこの作者がキャラクターデザインを担当したアニメーションが封切られ、わたしも映画館で見ていたからです。
しかし、マンガ作品は読んだことがなかったのではないかと。

団地の不気味な存在感、そこに住む人々のリアルさ、そして発生する事件の異様さ。何かこう、作者の凄まじい熱が伝わってきて、あっという間に作品に引き込まれました。
そして、悦子さんの登場です。
いやあ、もう、ここから一気です。二人の追いかけっこが始まって、あの120-121ページの見開きを見た時の、まさに天と地がひっくり返ったような衝撃。
一気呵成で読み終えて、ああ、これは圧倒的にスゴいものを読んでしまったと深いため息をつきました。
定価780円。
所持金は足りませんでした。
慌てて自分の家(団地)に自転車で帰り、なけなしのお小遣いを握りしめて本屋に戻り、さっき読んだばかりのその本をレジに持っていきました。

未だに、マンガを読んであれほどの衝撃を受けたことはありません。

というわけで、今回は大友克洋先生の歴史的傑作『童夢』(1983年)をオススメします。

……が、これ、いまではKindle版はおろか、紙版すら定価以下では入手困難という……
『気分はもう戦争』の新作が38年振りに始まったというこの機会に、なにもかもKindle化していただきたいです。



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今日は娘のピアノの発表会。といっても、習っているところの生徒さんだけで行う、内輪の発表です。
小さなホールを借りているので、それなりの緊張はあるようです。というか、過去3回ほど娘と連弾しましたが、わたしはめちゃめちゃ緊張しました。
今年はパスさせてもらいました。連休にそのイベントがあると思うと心穏やかでいられないので……

無事に娘の演奏も終わり、近所のお店でお茶をしました。ここで食べたロールケーキのゴールデンウィーク特別メニューがスゴくおいしくてびっくり。ソフトクリームの味が、スポンジの味が、生クリームの味が違います。
方違神社(ほうちがいじんじゃ)の隣にある江久庵(こうきゅうあん)というお店。

まあ、お高いので、数年に一度訪れるぐらいですが……

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というわけで昨日2019年5月4日の自作Kindle有料版ダウンロード数は0冊。無料版が3冊でした。
Kindle Unlimitedの既読ページ数は1632ページ。ありがとうございました。

おお、小説を書くのが楽しくてしょうがない。よーし、連休はこの調子で書きまくるぞ!
と思ったら、もう明日で終わり。さらにせやろがいオジサンのビデオで知った『次の祝日まで69日』という現実……もうダメだ……

それでは本日もお疲れ様でした。
お休みなさい。
posted by Red56 at 23:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記