昼寝研究所寝言レポート#1887
油断するとまたアスペル・カノジョを読んでいるので、ちょっとお気楽なものを探し求めようと、読む気もないのに1巻2巻無料だからという理由でダウンロードしたマンガを読んで、おお、こりゃどうなの! おもしろいかも。と思いつつ、でも無料で入手したものをお気楽にオススメするのはいかがなものかと思うので、もう一度寝かせて有料の3巻を入手したところで改めて考え直すことに。
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先日書いたように、津原泰水(つはら やすみ)先生の短編集『11』を購入しました。
まあ、通常であればそのままデータの間に寝かせておくワケですが、上で書いたようなアレもあって、仕事の帰りの電車で久々に小説を読むぞと思ったのです。
そして、あっという間に最初の短編を読みました。
『五色の舟』です。
わたしにとっては、初津原泰水。
あの……
これ、近藤ようこ先生がマンガ化した作品ですよね。
これもKindle版を持っているけど、いつも通り数千冊の未読本の間に放牧しているうちに自分が何をしているのか忘れているというアレです。
で、『五色の舟』ですよ……
くだんを巡る物語。
読み始めて2ページぐらいで「ああ、こりゃヤバいものを読んでいる」という感覚に。
SFってこんなに自由なんだ。
というか、津原泰水はこんなにスゴいんだ。
……こういう作品を読むと、自分が書いている小説が霞んで見えてしまうのですよ。
それほどずっしりときました。
なんだかなあ……
まあ、今自分が書いている未熟な小説が少しでもおもしろくなるような糧にしなければと思います。
ごちゃごちゃした謎のカタマリから生み出されるモノがいつの間にやら美しい情景に。そんな感じのものをわたしも目指しているわけで……
とにかく、良いお話でした。
あ、いまAmazonのページを見たらこの短編が「S-Fマガジン “オールタイム・ベストSF” 国内短編部門1位」に選ばれたとあります。
そうかそうか! それほどスゴいという評価が既にあったんだ。
最初に読んだのがこれってのは、幸せなのかも。
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ポッドキャストが好きで、毎日のように聞いております。
ここ最近のお気に入りは
backspace.fm
Rebuild
ドングリFM
です。
もう安心して聞いていられます。
あと、文化放送のラジオをポッドキャストで配信している「大竹まことのゴールデンラジオ」も聞いています。昔は大森望さんが週1レギュラーでオモシロ本をオススメしてくれていたのが聞き始めたきっかけですが、さすがにプロの放送なので、安定感が抜群です。
お気に入りは光浦靖子さんが出る木曜日。
あと、くりらじはポッドキャストを聞き始めたきっかけ。もう一生聞くだろうな、というレベル。ロードレースはちっとも好きじゃないけど、自転車の番組は聞いています。
それからさくら剛先生のやっているさくら通信。お下劣なジョークが飛び交いますが「戦うくらいなら侵略された方がマシ」の4回のシリーズはかつてないシリアス回でした。
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というわけで昨日2019年5月22日の自作Kindle有料版ダウンロード数は0冊。無料版が1冊でした。
Kindle Unlimitedの既読ページ数は784ページ。ありがとうございました。
ちょろちょろと書いています。
少しずつ進んでいます。
過去に書いた小説の設定を踏襲しようとしたのですが、結局ほぼ全部書き直しているという……
それでは本日もお疲れ様でした。
お休みなさい。