2019年09月23日

本格探偵小説の愉悦『絞首商會』

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昼寝研究所寝言レポート#2008

はい、本日も雨は降らないっぽかったので洗濯物を干してから病院へレッツゴー。

うわー、昨日はすっかり秋めいていたのに、今日はちょっと日差しが夏のぶり返し。暑い……

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コロンボは『逆転の構図』を見ました。おお、シスターとのやりとりがおもしろい。
最後の決め手となる引っかけは、今となっては古いモノですが、わかりやすくてすっきりします。
犯人は「チキチキバンバン」の人か〜

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さて、昨日から読んでおりました『絞首商會』です。
病室でも結構読みました。

そして、ついに先ほど読了しました。

これ、デビュー作としては事件が地味です。不可能犯罪でもなく、猟奇的なものでもない。
しかし、幾つかの魅力的な謎が提示されます。さらにこの小説の世界観と、容姿端麗であり元泥棒の肩書きを持つ探偵のキャラの強さ。
さらに、次々と起こるイベント。女性陣の活躍も楽しませてくれます。
まあ、第60回メフィスト賞受賞というのが、その「ただの地味な事件ではない」ということを読者に予感させてくれるでしょう。

終盤で語られる真相。
アレですよ。探偵のセリフに傍点。
おお! 来た!
ミステリを読んでいて時折味わえる楽しい驚きですよ!
そのひと言が楽しすぎる〜こんな妙な理屈、聞いたことがない!

というわけで、堪能しました! 細かいところまで世界がキッチリと構築されていました。
素晴らしい。
古い探偵小説や、チェスタトン的なしびれるロジックが好きな人はぜひチェックを。

夕木春央先生の『絞首商會』です。
ひいき目線ですが、強くオススメいたします。



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病院からの帰りはTシャツ一枚だと寒いぐらいになっていました。
まあ、30分ぐらい自転車を漕ぐので、最後の方は汗をかきますが……

明日は何を着ていけばいいんだ?

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というわけで昨日2019/09/21の自作Kindle有料版ダウンロード数は1冊。無料版が5冊でした。
Kindle Unlimitedの既読ページ数は865ページ。ありがとうございました。

よし、来週から小説頑張るぞ。

それでは本日もお疲れ様でした。
お休みなさい。


2019年09月21日

連休初日の虫

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昼寝研究所寝言レポート#2007

台風を懸念していたのですが、ありがたいことに本日は雨が降らないようです。
自転車で病院へ。おお、明らかに風の温度が低い。秋だ秋だ〜と高い天に響く鼻歌交じりで仁徳天皇陵(多分)横を駆け抜けます。
いやあ、自転車が気持ちよい季節になりました……か?

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コロンボは『自縛の紐』を見ました。
これ、色々と議論が巻き起こっている回です。
決め手となるアレが果たして本当にそうなのか、というのは子供の頃に見た時にわたしも感じました。
一瞬「なるほど」なのですが、でも、いつもそうだとは言えないわけで……
その時は解説の水野晴郎さんが「裁判では戦えないかもしれない証拠ですが、コロンボの世界では犯人がそれを認めたところで完結なので、これで良い」みたいなことを仰っていたような気がします。

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松葉杖の娘と病院の周辺を散歩していたら、よく見る緑色の虫がいたので、写真を撮ってみました。
調べたら、スズメガという種類のやつらしいです。なるほど〜

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昼間にSHIORI EXPERIENCEの10巻を紙の本で読みました。
おお、これ、紙の本でもあのシーンでカラーページを掲載しているんだ。
いつも読んでいるiPad miniだと見開きは横にして小さい画面にしなければ見ることができないので、紙の本で改めて作者の見せたいシーンを楽しむことができました。
ああ、泣けるぜ……

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そして『絞首商會』を読んでおります。
指紋の話が出てきた時に思わずニヤけてしまいました。
これですよ。このうまさ。古い物語の体でこの楽しい展開。そして、探偵の出てくるシーンの楽しさよ。
これ、本格なんでしょうけど、本格推理というよりは本格探偵小説ですよね〜
まだ100ページを超えたところなので、ちょっと間に合うかどうか不明です。なかなかささっと読めない情報量なので……

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明日も微妙な天気予報。50%か……
降らないといいなあ……

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というわけで昨日2019年9月20日の自作Kindle有料版ダウンロード数は0冊。無料版が2冊でした。
Kindle Unlimitedの既読ページ数は966ページ。ありがとうございました。

KDPで問題点の指摘があった『船は故郷へ』ですが、修正版の審査がなかなか終わらないなあ、どうしたのかなあ、色んな人に問題を指摘しすぎて時間がかかってるのかなあ、それにしては後から出した本の方が先に審査終わっているような……
などと思っていたのですが、なんとデータをアップしただけで提出を忘れていました。

そうか。そりゃそうか。

というわけで、本日新しくでんでんコンバーターでデータを作成しなおして提出。これは行間も調整できる版です。



それでは本日もお疲れ様でした。
お休みなさい。
posted by Red56 at 22:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2019年09月20日

どうでもよい日記と下らない日記と

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昼寝研究所寝言レポート#2006

うわ……
先日たくさん読まれたKindle本の行間に関する記述ですが……
結局間違っていました!
本日、アップデートされた『月なき夜の幸せなこと』をAndroidアプリで開いたら、行間固定のママです!
あんなにたくさん読まれたのに……まさか不正確な情報だったなんて……ネットって怖い……

まあ、そういうこともある。
が、落胆することばかりではないんだ。
良いニュースと悪いニュース、どちらから知りたい?

あ、それを一番最初に書かなきゃいけなかったのか。
はい、悪いニュースは数行上にもう書いちゃったからそれです。前に書いた記事が間違っていたということ。
ええっと、だからもれなく悪いニュースを先に読んでしまった人に改めて選択肢を与えるとしたら、良いニュースと悪いニュースをもう一回読みたい? あれ? 何を書いてるんだ?

つまり、あれです。
でんでんコンバーターが行間調節できるように一部仕様を変更してくれました〜
やっほー! これでもうSigilなんてソフトを使わなくてもepubが作れるぞ〜

しかし、でんでんコンバーターの作者もこの修正に関しては疑問が残るようで、ブログでビューワの方の不具合をデータ制作者の負担にしているのでは、と仰ってます。まあ、iOS版のKindleソフトはちゃんと動作するわけなので、おそらくそれが正しい見方かと。

しょうがないなあ、と思いつつ『月なき夜の幸せなこと』の終わりの辺りを開いて行間変わんねえなあ、と思いながらちょっと読んだら……おお、これ、おもしろいな。
うわ、なんという良いラストだ。泣ける……もう行間なんてどうでもいいやん……
いったい誰が書いたんだ?
はいはいはい〜

……そうか。どうも浮かれていると思ったら三連休前か。
そりゃしょうがないよね。

とりあえず、前に書いた日記に「でんでんコンバーターを使ってね」と書くか……

あ、リンク貼ったのは良いけど、これシリーズ二冊目なのでできれば『青い月夜の特別なこと』から読んでいただければと思います。


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とある理由から夕方に床屋へ。
油断するともみあげの上の毛が横に飛びだしてきてサリーちゃんのパパを目指すんだったらもう少し頑張らないと、という予想外の言葉をかけられかねない状態になってしまうので綺麗さっぱりスッキリと短くしました。

そして、とある理由から急いで『絞首商會』を読まなければ、と思っておるのですが、密度の濃い文章なので、さらっとは読めないのです。
まだ42ページか……

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Wikipediaを見たら、また寄付のお願いが表示されている……しつこいよ! しょうがないな……じゃあ、一番安い300円でいいかな? いつも一番安いヤツで悪いね。
これからもよろしく!

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というわけで昨日の自作Kindle有料版ダウンロード数は2冊。無料版はちゃらーん0冊でした。
Kindle Unlimitedの既読ページ数は2408ページ。ありがとうございました。

三連休は主に病院ですが、かなり退院が見えてきました。
台風がなあ〜ちょっと心配です。

それでは本日もお疲れ様でした。
お休みなさい。
posted by Red56 at 23:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 自作のKindle本情報

2019年09月19日

厳しく優しい着地『フラグタイム』

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昼寝研究所寝言レポート#2005

というわけで昼休みに書店目指して難波駅へ徒歩北上。
風は涼しいけれど日差しはまた結構キビシイ。が、そんなことは言っていられない。
雲は多少の晴天に晒されて気付けば一番多く訪れているリアル書店ではあるまいかという旭屋書店なんば店。
新刊新刊……探して店の中央へ。ミステリ関連の新しい本が積んである棚の一角にありました。面出しで第六十回メフィスト賞受賞作夕木春央先生の『絞首商會』が!(會の字はちゃんと表示されるのか?)

……まあ、アレです。会ったことのある人が本を出した、ということで読了までおそらくひいき目でお送りします。

本日夕方から読み始めておりますが、まだ23頁。
独特の「古いミステリ感」を漂わせつつ、物語が静かに始まりました。

あ、あのエピソードがいきなり! 初の事件に相応しいアレで楽しみだ〜



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さて、昨日ちょろっと軽い気持ちで「アニメ化決定」でセールになっていたマンガを読みました。さと先生の『フラグタイム』でございます。
主人公が数分だけ時間を止められるという特殊能力を持つ女の子。
他人と話すのが苦手で、いつも目立たない彼女はその時間を自分の楽しみのために使っていた。しかし、ある時その平和は破られてしまう……

いや、なんでしょ。このサクサク進むストーリー。
コメディっぽいお話かと思っていたら、思ってもみなかった方向へ。
それでもとても良い着地でした。
まあ、SF的な要素はなんだったんだというツッコミはあるかもしれませんが、そういうマンガではなかったのだということで、違った方向の楽しみが味わえて良かったと。

さと先生は以前『神絵師JKとOL腐女子』をオススメしましたが、そちらもかなり好きな世界でした。
あと2冊で著作コンプリートになってしまう……



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というわけで昨日2019年9月18日の自作Kindle有料版ダウンロード数は1冊。無料版が0冊でした。
Kindle Unlimitedの既読ページ数は2059ページ。ありがとうございました。

『絞首商會』に刺激を受けて、とっとと自分の小説も書かねば、と思っております。

それでは本日もお疲れ様でした。
お休みなさい。