2014年11月09日

胃カメラ! 胃カメラ! 胃カメラ!

先日の健康診断で胃にポリープがあるという結果が。
が、別に精密検査を受けろという指示はなく、要注意ということでした。

もう十年ぐらい前から食道のヘルニアで逆流性食道炎気味なのですが、ここ数ヶ月でかなり寝ている時の具合が悪いので、これはもしかして胃液の逆流が原因ではなくてポリープなのでは?
と思って胃カメラの予約をしました。まあ、以前にもポリープの疑いありで、結局見つかりませんでしたが。
今回はバリウム検査の結果で「ポリープ」と明確に書かれていたのです。

今までに七回か八回ほど胃にカメラを突っ込んだ経験があります。
ちょっと人より多いかもしれません。これは胃カメラが三度の飯より好き、むしろ胃カメラと飯を同時に、というわけではなく、逆流性食道炎気味の場合、胃液の逆流による炎症が進むと食道癌にまで進行する可能性があるので、定期的に受けるようにしているのです。

なので胃カメラがうまい先生とそうでない先生との差というモノも体験してきました。

まず、胃カメラは鼻から!これは譲れないところです。はい、これは重要なところ。後期試験(人生の)にも必ず出ます。

口からのカメラはかなりきついです。
わたしの場合は二回ほど経口でやりましたが、ある日鼻からカメラを体験して、いままでの苦労は何だったのかと驚きました。

しかし、やはり一番大切なのは医師の腕前。
家の近所の医者に胃カメラをやってもらったところ、そこでは胃カメラの前に注射をうつところでした。
普通は鼻や口に麻酔用のどろっとしたゼリー状の薬を垂らして喉の方まで麻酔をかけて終わりなのですが……
いまちょっと調べたところ、胃液の分泌を抑制する注射をうつところもあるようなので、これでしょう。

で、その麻酔注射をうって、鼻からカメラを入れたのですが、これがやや太い。
でも先生はガンガン鼻から入れてきます。まあそうしなければ胃の画像が撮れませんから。

で、無事に測定は終わったのですが、そのあと鼻からの盛大な出血がしばらく止まりませんでした……
なんだこりゃ。
そして、あと家に帰ってきてから猛烈な発熱。一晩うなっていました。
直腸内視鏡による検査の時も麻酔の注射をしたのですが、やはりその後ですごく発熱したので、どうも麻酔が体に合わないことがあるようです。
というわけで、もうこの病院には行かないことにしました。

四カ所ぐらいで胃カメラをやっていますが、もうわたしの決定打は大国町のH医院です。
H本先生の胃カメラが一番楽です。
これを知ってしまうと他の病院は考えられないので、今回も数年ぶりにH医院を予約。

もともとそれほど大きくない病院だったのですが、最近移転してCTスキャンも備えた大きな建物に!
が、どうも今まで通り診察する医師はH先生一人のようです。
そして、待ち時間が長い(これも前から)というのも変わっていません。

胃カメラは予約しましたが、通常の診察では予約がありません。
看護婦さんが名前を呼んでも患者が待ちきれず帰っていることもあるようです。

しばらく待って診察を受けました。
ポリープの場所が書いてある会社の健康診断の結果も持参。
すると、先生はその結果をざっと見て「血液検査の結果が危ない」とおっしゃいました。
運動不足が原因ですよね、というともちろん、それもあると言われました。
確かに、経過観察の対象になってますが
・三年連続で悪玉コレステロールが増えている
・血圧が高くなっている(低い方が100を超えている)
・心電図でQ波が出ている
ということから「これ、動脈硬化を疑った方がいいよ」ということで急遽その検査も。

胃カメラの前に心電図と動脈硬化の検査。女医さんが担当してくれました。
動脈硬化の検査というのは、両腕と両足(ふくらはぎ)に空気で膨らむ血圧計のセンサーを巻いて、圧力を加えて、緩め、その時の心臓の動きを計測する。
というやり方でした。
「少し痛いですよ」と言われていたのですが、まあ、血圧計るときの締め付けを予想していたのですが、遙かに強くて想像以上に痛かったです。
予想を遙かに超えた痛みに思わず笑ってしまいました。
その検査が終了して、胃カメラの部屋へ。
胃の泡を抑える液体を飲んで、どちらの鼻から入れるか、ということで左を選択。
鼻に麻酔を入れて、二十センチぐらいのチューブを入れて問題ないことを確認。
ここまでその女医さんが担当してくれました。
「じゃあ、先生をお呼びしますから」
数分後に戻ってきて「まだ診察中なのでしばらくまってください」とのこと。
「10時に予約されていたのにスミマセン」と時計を見るとすでに11時。午後からの仕事は大丈夫かと言われましたが、木金は会社に行っていないという正社員ではないのでまったく平気です。
とは答えにくいので「前に麻酔で熱が出たことがあるので、胃カメラの日は一日あけてあるので大丈夫です」と嘘じゃないけどあまり本当ではないことを言ってみました。
そうですか、とほっとした様子。よほどいつも時間が遅れてしまうのでしょう。
「この先生に診ていただくために来ているので、待つのは構いません」と答えましたが、一人で診察している限り、この状態は変わらないわなあ……
この女医さんは病院が新しくなってから来たということでした。

さて、先生がやってきてちゃちゃっと胃カメラ。
もちろん、鼻から異物をずるずると入れられるので、決して心地よくはありません。左の鼻の穴に刺激を受けているためか、左の目から涙が出てきます。
胃カメラは患者も一緒に映像を見ることができて面白いです。
先生の解説を聞きながら自分の内臓の内壁のうねうねを見ます。

逆流性食道炎の方は特に悪化もなく、食道の辺りはグレードAの軽い炎症。
胃のポリープは見つかりましたが、まあ、小さなモノで、悪性とは思えないと。
が、胃の終端の部分にやや膨らみが。ちょっと十二指腸までカメラを押し込むと、白っぽい潰瘍が三カ所ほど。
胃の膨らみの組織を採取(胃カメラのパイプを通して器具を入れて、組織を引きちぎるという荒技。以前も別の病院で経験)しました。

というわけで、組織の検査が二週間後。
ポリープは放っておいて問題なし。食道炎も悪化はしていないとのことでしたが動脈硬化の結果は「60歳前半の血管」と、血管だけタイムトラベル的な結果が……
「これはもう、治療を始めた方がいいレベルだね」と言われました。
「二週間したら今回の血液検査の結果と、胃の組織の検査結果が出るから、それで治療の方針を決めましょう」と言われました。

とりあえず、病院を出て歩くことに。
一時は一日一万歩を意識していたこともありましたが、無理なので諦めました。
いまは木金と自宅でしょーもないiPhoneアプリを作っているだけなので、運動不足に拍車がかかっています。

大国町からOCATヘ。天気も良いです。
平日の昼間はこんなに世界はのんびりしているんだなあ。
途中でOCATの近くの公園に。数年前、まだCANONの130万画素ぐらいのデジカメを持っていた頃に、ここの公園で何度か夕日を撮ったことがあったなあ。
相変わらず居場所のなさそうなおっさんが居ます。綺麗な公園ですが、立ち寄りにくい感じなのは変わらず。

そこから数分でOCAT近くの高層マンションが並ぶ場所へ。
ここにはレンガと木造のステージなどで作られた似非憩いの空間があるのですが、さっきの公園よりもよっぽど安心できる雰囲気なので、もう似非呼ばわりはよそう。

OCATへ寄って4階の本屋へ。
バンドデシネの本がKindleにならないな〜値段が高いのはしょうがないけど、紙の本は大きくて邪魔になるな〜などと思いつつ特に何も買わず。
同じ階の空いているカレー屋さんに寄って一人ぼそぼそとカレーを食べて帰宅しました。
posted by Red56 at 08:30| Comment(0) | 日記
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