ファインディングニモを見ました。
確か、これが公開された頃の雑誌ぴあで特集が組まれており、キャラクターの壊れ具合がすごい、と紹介されていたような。
そんなことがなんとなく記憶の片隅に残っておりましたが……
おお、ドリーのキャラクター設定がすごい。こんなキャラが許されることに驚き。
最近見たディズニー映画の中でもかなり好みのお話です。
あのラスト近くで、船の文字を見たドリーの反応。
あの瞬間にはぞくっとしました。
娘と一緒に見ていたので、日本語吹き替えで見ましたが、室井滋さんの演技が見事です。
内容は子供とお父さんが成長する物語。
監督と共同監督と脚本家の三人のオーディオコメンタリーが、作品を作る上での色々な苦労や工夫を語っていて面白いです。
ウミガメは集団で行動しないけど、そこは目をつぶったんだ。と言っていましたが、そんなこと言ったらカクレクマノミはそもそも雌雄同体だから、ニモのお母さんはもともと……
まあ、そんなことはいいのです。
出てくるキャラの細かい設定が、本当に色々と考えられています。
100作って30だけを作品として見せる。だけど、表に出ない70があるから、その30のクオリティが高くなる。
そんな感じでしょうか。
贅沢な作り方です。
監督の話を聞いていると、やっぱりこの手の作品はオリジナルの役者による音声でも見なければと思うのですが、レンタルなのでそんな暇もなく返すことになるのです。
十年以上も前の作品です。海面を走るボートに関してはやや古さを感じましたが、珊瑚礁の美しさは素晴らしいです。
あと、爆発のシーンがすごい。その苦労を淡々と語る技術者がよかったです。
というわけで大変に面白い作品でした。
*追記:あ、これ「アレを見ました」になってないや。まあ、いいか。
2014年12月25日
素敵に歪んだ『ファインディング・ニモ』
posted by Red56 at 00:16| Comment(0)
| 映画
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