2015年04月03日

今週の「Kindle先行・限定タイトル50%セール」は『リーディング・ナイフ』

はい、『Kindle先行・限定タイトル 50%セール』を応援するコーナーでございます。

昨日までわたしの本が選ばれておりましたが、期待するほどは売れませんでした。
もちろん、セールがあることによって通常の100倍ぐらい(体感)の売り上げはありました。
まあ、100倍して40冊というあれですが……

とにかく、この新しいセールがあまり注目されていないようなので、こうして一人でも紹介する人が増えれば、このセールも定着するのではないかと。
いまさらそんなことをしてどうなるのかというと……

あれ? どうなるんだ?

ええっと、ほら「このセールっておもしろい本ばかり選ばれるんだって!」ってことになれば「ああ、わたしの小説もかつて選ばれたことありますよ。ええ。あ、いつも持ち歩いているKindle端末に入っているので、ちょっと読まれてはどうですか。ええ、これは長過ぎるのですが、いくつかの作品は無料で手に入りますし、これなんかはすぐに読めますよ」とさりげなくしかし執拗に自作の宣伝ができるじゃないですか!

というわけで、今回選ばれているKDP作家さんの本は山田佳江さんの『リーディング・ナイフ』です。4/16まで50%オフの125円。

が、この作品、藤井大洋さんが表紙を手がけるなど、なんかプロの手が入っているじゃないですか! どういうことですか!
KDP作家さんの本をまったく読まないわたしですら山田さんの名前は存じ上げておりますよ。つまり、すでにかなり有名な人なのです。
レビューも8件もあるし、それをいまさらわたしが取りあげて盛り上げようなんて、差し出がましいというか、おこがましいというか……

さて、実のところ、わたしはいままで商業で出していない作家さん(呼称がわからない...KDP作家でいいのかな?)の作品を読んだことがありませんでした。
あまり突き詰めて考えたことはないのですが、その主な理由はやっぱり
・品質がわからない
ということでしょうか。

何しろ、プロの作家の作品を電子書籍で購入したまま積ん読状態で、読めば必ずおもしろいだろうな、好みの作風だろうなと思われる道尾秀介さんの作品ですらKindleの肥やしになっている状態です。
それすら消化できないのに、なかなか手がでないじゃないですか!

さらに、気付かないふりをしていましたが、実のところもう一つ理由がありました。
もしも読んでみて「うわ、やばい! これはおもしろい!」
なんてことになったらどうするんですか!
「ああ、こりゃ、俺の拙い小説なんて出す余地はないな」
と、自分で判断してしまったら、もう立ち直れませんよ。

はい、そんな情けない理由もあって、手を出す気になれなかったわけです。

が、今回『Kindle先行・限定タイトル 50%セール』を盛り上げるために購入してみました!
ちなみに、ジャンルはSFのようです。
子供の頃は星新一、平井和正、眉村卓、筒井康隆、栗本薫と読んでおりましたが、わたしが最後に読んだSFは……思い出せないほど読んでいません。
なので、あまりこれを正しく評価できるか自信もありません。

まあ、二週間あるから、あまり遅くならないウチに読了して感想をまとめよう。
そんなことを思いながらちらっと最初の数ページを読んでみました。

おお、いきなり不思議なことが……
古いPCで発生する、妙にリアルなこのイベント。
そうか。かつてのジャック・フィニイの『愛の手紙』のようなイベントが、いまはこれか。(引き合いに出す作品も古い)
でも、その相手がちょっと驚きです。
ここでもう完全に引き込まれています。

おお、どうなるんだ?

ページをめくる手が止まりません。
新城さんは登場してすぐの「あー、間違えた。選択間違えた」の台詞で好きになってしまいますよね。
カッコ良い人だ!

そして、あっという間に読了。一気読みの快感。
はい、感想は「うわ、やばい! これはおもしろい!」
そう。恐れていたことが起こりました。
なんだよこれ〜普通におもしろい小説じゃんか!
「物語が好き」という人に安心してオススメできますよ!

Amazonのレビューで何人かが指摘しているように、最後の方は綺麗に何もかもが整理されるという感じではないのですが、わたしの場合は腑に落ちないお話しでも特に気にならないというか……
敢えて書いていない部分のことは、わたしが読み取れていないのか、あるいはわざと隠すという手法なのか。
あるいは続編があって新城さんが大活躍するのか!

というわけで、おそるおそるKidleを通して自作を晒していたわたしにとっては自信をなくすのに十分なオモシロサをもった作品でした。

うーん、これはイカンな。
どうやって立ち直ろうかなあ。
先ほど書いたように「この作品と同じセールに選ばれたことがある」ということを心の支えにするしかない。そう思えば、この作品の後に続くセール作品がいくらおもしろくても一見平静を保っていられる!

さて、KDP作家さんの作品を読む人の中には『自分もこれから電子書籍を出してみたい』という方も多数おられることでしょう。
そういった方々がこの作品を読むと「ここまで完成度が高くなければならないのか?」と、KDP参戦に二の足を踏んでしまうことになるのでは? と危惧してしまいます。

はい、そんな方に是非オススメしたいのが赤井五郎の諸作品でございます!
結局それか!(もう立ち直った)
「なんだ、これぐらいならなんとかなる」とあなたのざわついた心に安らぎを与える一冊になると確信しております。

というわけで『Kindle先行・限定タイトル 50%セール』をこれからもよろしくお願いいたします。



最初の方の『だれ?』を読んだらもう止まらない。



posted by Red56 at 23:29| Comment(0) | Kindle小説の面白いやつ
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