トイレで手を洗ったら、大体、ズボンで拭いていました。
ジーンズで会社に行っているので、拭くことに抵抗がないのです。
これは「ジーンズだから」ということではなくて個人の判断基準によるものかもしれません。
さすがに大人になったので、10年ぐらい前からハンカチを持つようになったと記憶しています。
でも、しょっちゅう忘れます。
なぜ、こうも忘れるのか、まったく心当たりはありません。
もしかすると、うすらぼんやりしたオッサンであることとの因果関係があるのかもしれないと、ジーンズのお尻で手を拭きながらぼんやり考えてみたりもします。
ここは知恵をフルに動員して対策を講じる、というのもいいかもしれません。
手に「ハンカチを忘れるな」と黒のマジックの太い方で書くのはかなり効果がありそうです。
が、それ以外のところで支障が出そうなので、ここで大人の応用力を発揮して発想の逆転といきましょう。
ハンカチの方に「手を忘れるな」と書くのはいかがでしょうか。
これならハンカチを見る度に手のことを思い出せます。
で……あれ? 手をどうするんでしたっけ?
うーん、これはイマイチか。
それに、三ヶ月ぶりぐらいにハンカチを持っていこうとしてタンスを開けた時に全てのハンカチにこの言葉が書いてあるのを考えると怖いです。
自分が書いたことを忘れて「すわ一大事! 何者の仕業か?」と部屋の戸締まり等を確認した後で「完全な密室だ」とか言い出しかねません。
ところで、「すわ一大事」とは「すわいちだいじ」と読むのであって「すわ」は驚いた時に発する言葉です。
「すわ〜だいじ」ではありません。自身で使う場合にはその辺りをお間違えなく。
実際にはこんな言葉を発する人を見たことはありませんが、それだけに巧みに使えば一躍人気者になることもできるかもしれませんので、うまくいったらコツを教えて下さい。
さて、ハンカチ。
子供の頃は学校に行く前に
「はんかちなふだてぃっしゅきゅうしょくぶくろ」
と呪文のように呟いて持ち物を確認していました。
アレ? 帽子もあったかな? もう始祖鳥が飛んでいた40年近く前のことなので忘れました。
駅のトイレでハンカチを忘れたことに気がついたりすると、会社に行く前の100均コンビニで買ったりするわけです。
そうすると、タオル地でありながら吸水性がイマイチの、しかも買った時には妙に油臭いハンカチが増えてしまうわけです。
そういえば、薄いハンカチで、洗った顔を拭いたらもうびしょ濡れ、みたいのがあるじゃないですか。
ハンカチは顔を洗った後に使ってはいけないですか?
会社のロッカーにも自分のタオルを常備しているのですが、これもうっかり二週間とか放置すると臭くなるのです。
そんな状態だと、会社で眠気覚ましに顔を洗ったときにはハンカチを使いたいのです。
どうしてタオルが臭くなるのかはまだ現代科学では解明できない問題でしょうが、ここで諦めては人類の進歩など望めません。
使用者が脂ぎったオッサンであることとの因果関係を説明できるようになる日が来ると信じています。
因果関係が証明されたアカツキには「そんなハズはない! 偏見だ!」と断固戦うつもりです。男には負けるとわかっていても戦わなければならない時があるとキャプテン・ハーロックも言ってます。
さて、顔を洗うのは会社ばかりとは限りません。
例えば街なかで背中を丸めて歩いていて、目にゴミや虫や始祖鳥が入ることがあるじゃないですか。
その時、近くの公園の水飲み場で「メガネかけてるのに〜」とか言いながら目を洗うことがあるじゃないですか。
うっすいハンカチだと悲惨じゃないですか。
というわけで、自分の目がゴミに好かれておるという自覚のある方は、例え安くて油臭いハンカチであっても、タオル地のものを携帯することをオススメします。
結論めいたものが出たところで、今回はここまでにしたいと思います。
以上「大人になってもハンカチ忘れるな〜始祖鳥編」でした。
未消化のネタ
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・大人になってもハンカチ忘れるな
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・オッサンが惑うクチについての問題