さて、本日も希望を探して石ころをひっくり返してみたりアマガエルの腹を触ってみたり駅の天井で寒風に揺れる蜘蛛の巣を指さしてみたりするおっさんが密かなため息とともにJR京都線のホームからお送りする寝言日記でございます。
-- - == = == - == -=
金曜日。
ほぼ定時。
寒いです。
これだけ時間に余裕があると梅田の紀伊国屋に寄って今年のこのミスとかあのミスとか買って帰ろうかと思ってみたりもします。
今年も全くと言っていいほど小説を読んでないのですが、ランキング本を読むのは大好きなので特に問題はないかと。
--- - --- - --- - - - -
はい、電車に乗ったら座れませんでした。こんな時間だから当たり前か……
--= = -= - -= - -= -
梅田で紀伊國屋書店へ寄って『この世界の片隅に』の映画ムック購入して『このミス』と『本格ミステリベスト10』を買って電車の中で座れなかったので「本格ミステリベスト10」を読んでいました。
海外本格ミステリのランキングで1位と2位がマクロイなのを見て思わず笑ってしまいました。
といっても、マクロイを読んだことはないのです……
確か高校の時に読んだハヤカワの『密室大集合』に「鏡もてみるごとく」という短編が入っていて『トリックがすごくて、後に長編になった』という紹介があったために未読のままいつか長編を読もうと決め、そこから10年以上たってようやく『暗い鏡の中に』が手に入って、でも結局読んでいないという……
-= == - == === == = - - ==--
そういえば、この密室大集合の中に長編密室ミステリのベスト10があって、その第2位の作品ヘイク・タルボットの『魔の淵』も20年以上たってからようやく読めました。
その間、二階堂黎人氏がネットでサイン本のプレゼントをするからメールで応募して、というのでメールを出し、ついでにこの作品について訊ねたところ、それほどの作品じゃないですよというような返事をいただきました。ちょっとうろ覚えですが。
そのおかげで期待せずに読んだら、それなりにオモシロかった記憶があります。事件の詳細は一切忘れましたが。
この『密室大集合』の中には素晴らしい短編がたくさん収録されていました。
いつか書いたと思いますがビル・プロンジーニの『アローモンド監獄の謎』という凄まじい不可能犯罪のお話があります。
まあ、現象だけ書いてしまってもスゴいのですが、衆人環視の中で首つりの刑を執行された死刑囚がそのまま消えるという内容です。
そんなことあるわけがないのですが、そういうお話です。これがもうお見事。
-= -= -= -= ===- ---== = ==
あ、というわけで、本格ミステリベスト10は国内編も国外編もまったく読んだことのない作品ばかりですが、Kindleになっているものがあれば手を出してみたいと思いました。
この書籍も紙の本しかないのが難点ですが……
-= - =- ===-= =- -= -= =- =
本日2016年12月9日の22時53分現在のKindle有料版ダウンロード数は1冊。無料版も1冊。
既読ページ数は861ページです。ありがとうございます。
電車の中で書き終えることができずに、帰宅して食事して風呂に入って桃太郎電鉄やってVS嵐見てようやく日記を書いていないことを思いだして慌ててPCを起動してキーボード連打して急いでいるのにダラダラと昔読んだ短編のことなんぞ書いてしまってもうすぐ23時というありさま。
本日もお疲れ様でした。
お休みなさい。
未消化のネタ
・困ったときには自作小説の紹介
・困ったときには詩のような戯れ言を垂れ流すこと