2017年03月22日

無彩色の豊かな世界【電遊奇譚】

昼寝研究所寝言レポート#1096

いつもそうだと自分に言い聞かせながら、何が一体そうなのだろうかという疑問については持たないことをモットーにお送りする寝言日記でございます。

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多くの人が言っていることだと思いますが、エッセイというのは半ばフィクションです。
書き手が体験し、それを書き手が頭の中でまとめて文章にした時点で。
実際にあったことを元にしたフィクション。

ただ、根底には事実が持つリアリティがあり、実際に体験した者が語ることで体験していない者はそれを事実であるという手応えのある重さあるいは軽さと共に受け止めるわけです。

というわけで、最初にそのエッセイの存在を知ったのは我孫子武丸先生がリツイートした「単なるゲームエッセイのレベルじゃねえぞ」という海猫沢めろんさんのつぶやきでした。
ただ、それを見たのが電車の中で小さなスマートフォンの画面だったこともあってちょっと興味をひかれながらもスルーしていました。
で、次に我孫子武丸先生が同じエッセイの【其十】を指して「これもよかった。すごいな」と呟いたのを機に読んでみました。

http://jp.ign.com/game-fable/

【電遊奇譚】と名付けられた、作者のネットワークゲームを中心とした体験記というかなんというか……

久々に打ちのめされました。
わたしはネットワークゲームに思い入れもなく、出てくるゲームの名前も全く知りません。
しかし、ゲームを通じて描かれるこのエッセイの世界が、あまりにも強烈で、心を鷲掴みにされました。

やばい。
こんな文章を読むと自分の存在理由が揺らいでしまう……

これを読みながら、自分の日記を書くというこの行為の薄さよ。
しかし、いまはこのエッセイを紹介することを意義としよう。
普段は意義のないことを求めさまよっていますが……

わたしと同じように、背中から地面に叩きつけられたい方は是非お読みください。
しばらく呼吸ができなくなります。

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というわけで昨日2017年3月21日の自作Kindle有料版ダウンロード数は1冊。無料版も1冊でした。
既読ページ数は1306ページ。ありがとうございます。

日記は写真リンクも完了。
しかし、電電コンバーターにアップしてEPUBができるまでが長い……
いままで文字データしか電子書籍にしてこなかったので、今回のような書籍作りは新鮮でした。
まあ、画像が入ったところで、ただの日記ですが。

それでは本日もお疲れ様でした。
お休みなさい。

未消化のネタ
・困ったときには自作小説の紹介
・困ったときには詩のような戯れ言を垂れ流すこと
・困った時には今月の本の雑誌
・『無限島』下巻読みたいです
・『地底旅行』読みました
・『徒然チルドレン』読みました
posted by Red56 at 22:24| Comment(0) | その他のオススメ
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