2018年11月27日

読み応え十分のミステリ『真犯人』

昼寝研究所寝言レポート#1709

いつも通り小さな緑のスイッチを石の裏に見つけたのでそれをオフにして元通りに伏せると河原を後にして最後の裏表札を探しに三区の大きい公園へと向かう途中でふと気になった電柱の下のポリバケツを開けると案の定蓋の裏に大きな茶色のスイッチがあったのでそれをオンにして元通りに伏せると鼻補助輪を探すことにして四区の給水塔を目指して歩いている途中でふと舌の裏が気になりつつお送りする寝言日記でございます。

=====================

さて、いつの間にか購入していたミステリを読み終えました。
著:翔田 寛の『真犯人』です。

殺人事件の被害者は、過去に起こった未解決誘拐事件の関係者だった……

いやあ、うまいです。
静かに始まる『事件』が誘拐事件の謎へと結びついていく過程の緊張感。
複雑な人間模様と、静岡県警の二度にわたる挫折。
三度目の捜査で徐々に明らかになる40年前の真実……

いやあ、オモシロかったです。
わたしの中でミステリといえば不可能犯罪であって、この作品のような『警察小説』ではないのですが、この小説はタイトルが『真犯人』です。作者のミステリとしての自信が読み取れます。そのタイトルに惹かれて手を出したのです。

写真の出し方とか、最後の見せ場とか、ミステリ的な仕掛けも美しい。
というわけで、まあ『真犯人』というタイトルはちょっとやり過ぎかと思いましたが、意外な着地といい、十分に満足できる内容でした。

この作品、ドラマ化されるそうです。ちょっと登場人物多すぎるかと思いますが……

警察小説といえばわたしの中では横山秀夫先生ですが、この作者の他の作品にも手を出してみようかと思いました。
おお、静岡県警ものの続編があるぞ。これを読んでみようかなあ。



=====================

というわけで昨日2018年11月25日の自作Kindle有料版ダウンロード数は3冊。無料版が0冊でした。
Kindle Unlimitedの既読ページ数は2445ページ。ありがとうございました。

忙しい一週間が始まりました……
どうなっちゃうのかなあ。

それでは本日もお疲れ様でした。
お休みなさい。

未消化のネタの化石
・困ったときには自作小説の紹介
・困ったときには詩のような戯れ言を垂れ流すこと
・困った時には今月の本の雑誌
・『徒然チルドレン』もう一回読んでからとか言っていつ読むのか……
・『蝉時雨のやむ頃』また一巻からかなあ。
・あらためて『エリア51』に手を出しました! 3巻まで読みました。
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/185077810
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック