【本の短い紹介のようなもの第5回】
いままで読んだ本の中から特に印象に残っているものを可能な限り薄っぺらく紹介するコーナーです。
ミステリ作家で一番すごい人は誰でしょう。
はい、エラリー・クイーンですね。
これ、どの商店街で誰に聞いても同じ答えでしょう。
そんなミステリの大御所ですから、名作はたくさんあります。
そんな中で本日は「クイーンの不可能犯罪もの」で選びました。
数は少ないのですが、個人的に二作品が凄まじいと思っております。
その一つが『帝王死す』でございます。原題はThe King is Dead.
タイトルからして重々しい。
おお、Kindle版もありますよ!
この作品、設定が最高です。
エラリー・クイーンと言えば、作中に同名の探偵が出てきます。
そして、作中のクイーンのお父さんはニューヨーク市警の警視です。
その親子の前で信じられないような事件が起こります。
予告された殺人。それが現実のものにならないように、万全の手を尽くしたはずだったのに……
事件の見せ方が素晴らしいんですよ。
というわけで、密室ものの中でもかなりスリリングな展開の作品。
個人的には素晴らしい名作です。
平尾アウリ先生の話題も三日目。
ついに『まんがの作り方』最終8巻を読み終えました。
……あれ?
あともう少しで終わりかな、と思ったら巻末の読み切り短編が始まりました。
そして、作者あとがき……
うおお、これでオシマイか!
ちょっと膝から崩れ落ちそうになりました。
うわー、すごい。
何も終わらないのに終わった。
みんなの進む道は卓球が決めました。
って結論でいいのかな?
Amazonのレビューでも皆さんが驚いています。
が、それでも受けて入れている人が多いのはわたしも納得。
もう、このぶつ切りっぽい終わりも含めてこの世界が愛おしいモノとなりました。
いやあ、こんなモヤモヤした気持ちも楽しめてしまいます。
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というわけで昨日2019年4月4日の自作Kindle有料版ダウンロード数は0冊。無料版も0冊。掛けることはできても割ることはどうしてもできない。そんな感じです。
Kindle Unlimitedの既読ページ数は1940ページ。ありがとうございました。
本日からnoteで『夏のストロボあるいは魔法』を始めました。
わたしの諸作の中でも読んだ人のガッカリ度が一番高いお話です。
失望する準備ならいつだってできてるんだぜ。という方にオススメ!
https://note.mu/red56/m/m62a53d41e8d7
それでは本日もお疲れ様でした。
お休みなさい。