2018年09月16日

美しい人工物『元年春之祭』

昼寝研究所寝言レポート#1638

いつも通り3連休の真ん中は腰痛のため一日中寝転がってマンガを読むことに決めているわけですがもう腰が炎症で痛いのか動かしていないための筋肉痛的なモノなのかその二つに差はないのかということがさっぱりわからずあまり良くはなっていないんじゃないかなとうっすら思いながらお送りする寝言日記でございます。

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というわけでほぼ寝ていました。

午前中で久々の小説を読み終えました。
ハヤカワミステリ65周年記念作『元年春之祭』(陸 秋槎/ 稲村文吾 訳)
でございます。

舞台は前漢時代。
と、内容を紹介しようとしたけど……うまくできそうにないので諦めました。
とりあえず理解しがたい時代の不思議な習慣の外国のオハナシです。
そんな中で不可解な犯罪が発生。解き明かすのは頭脳明晰な少女。

いやあ、とりあえず素晴らしい力作です。
わたしの好きなミステリというのは、ただネタだけをむき出しにしたら『そんな馬鹿な!』で終わりそうなモノを、うまいこと読者を煙に巻いて『なるほど』と上手に騙してくれる作品。
この作品もそうです。こんな不思議な理屈を成り立たせるためにこの世界があるのかと。
もはやある意味SFです。
作者があとがきで『隻眼の少女』と『厭魅の如き憑くもの』を読まなかったら、この『元年春之祭』は完成してなかったと言っているのが妙に腑に落ちるというか……

というわけで、ミステリ史にまた新たに妙なオブジェが出現ということで。



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Prime Readingの期間が間もなく終了します。
多分9月の末ぐらいに。

おお、いま見たらミステリーランキングでは22位。
SF・ホラー・ファンタジーでは46位に。
いま、ハヤカワのSFがセールになっているのです。
まあ、ここ1ヶ月ぐらいで最高5位にまでいきました。
そろそろPrime会員でこんな話を好む人には行き渡った感があるのですが……

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ザ・ファブル』という殺し屋のマンガが1-3巻までKindle Unlimitedで読めたので、ちょろっと読んでみたら……
途中で止めることもできず、他の気晴らしも特にないので、一瞬で15巻まで。

まあ、内容がちょっと暴力的な薄汚い世界の話なので特にオススメはしませんが……
主人公の無敵の殺し屋はとても良い性格です。

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というわけで昨日2018年9月15日の自作Kindle有料版ダウンロード数は8冊。無料版も8冊でした。
Kindle Unlimitedの既読ページ数は1818ページ。ありがとうございました。

腰が治らないと何もできないのですが……とりあえず明日には少し色々と再開する予定です。

それでは本日もお疲れ様でした。
お休みなさい。

未消化のネタ
・困ったときには自作小説の紹介
・困ったときには詩のような戯れ言を垂れ流すこと
・困った時には今月の本の雑誌
・『徒然チルドレン』もう一回読んでからとか言っていつ読むのか……
・『蝉時雨のやむ頃』やっぱりすごい。スゴすぎて次が読めん……
・あらためて『エリア51』に手を出しました!



2018年07月22日

ミステリのジャンルを一つ増やした名作『空飛ぶ馬』

昼寝研究所寝言レポート#1582

いつも通り東大王とかいうクイズ番組を見ていたら途中のコーナーで東大生の人が13歳の視聴者からの質問でオススメの作品を聞かれてなんちゃら王子(うろ覚えです)があのミステリの名作を挙げていてうっひゃーでかしたこれで今頃東京創元社では増版指令がこの夜の間にどこまでいくのかが勝負ということになるのではないかとハラハラしながらお送りする寝言日記でございます。

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そうなんですよ。
なんと水上さん(いま調べました)の挙げたオススメ本が北村薫先生の衝撃のデビュー作『空飛ぶ馬』ですよ!!!
いや、お目が高い!

これ、今となっては当たり前の『日常の謎』というジャンルを確立した作品です。

つまり、殺人など派手な事件がなくても『スゴいミステリ』が成立するということを美しく証明してみせた短編集です。

内容をご紹介したいのはやまやまですが、なにぶん読んだのが29年前(ぎょぎょ!)なのでまったくといっていいほど覚えておりません。

気になる方はどうぞ!

わたしは北村先生のサイン本を持っています。(自慢)
いつか難波をうろついていたら、旭屋書店の前でサイン会をしている作家さんがいて、誰かなと思ったら北村先生でした。
慌てて文庫を購入してサインをいただきました!

というわけで、これがきっかけでまたこのシリーズがどどーんと注目を浴びるといいのですが……

ミステリというのはある意味『遊び』なわけですよ。
ありもしない謎や事件を作り出して、それが最後に劇的なカタチで解けたりして、それを楽しむという……
思いがけない真相が明らかに!
……いやいやいや、全部そういう風に作ってあるんでしょ?

まあ、ジャンルを問わず、小説はすべてそういう人工的な世界なわけです。
ただ、やっぱり美しいミステリ、というものが確実にあって、そういうものに出会った時にはフィクションの力というものを思い知って思わず踊り出してしまうわけです。

で、北村先生は日本の伝統芸能にも造詣が深くて、このシリーズの探偵役は噺家さんです。

そして、このシリーズは主人公が作品毎に少しずつ歳を取っていきます。
その成長も楽しいところです。



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というわけで昨日2018年7月21日の自作Kindle有料版ダウンロード数は0冊。なんと無料版も0冊。ああ、もう7/21は眼鏡の日で良いのではないかと。
Kindle Unlimitedの既読ページ数は795ページでした。ありがとうございました。

小説の見直しがまったく進みませんでした!
来週から頑張ります!

それでは本日もお疲れ様でした。
お休みなさい。

未消化のネタ
・困ったときには自作小説の紹介
・困ったときには詩のような戯れ言を垂れ流すこと
・困った時には今月の本の雑誌
・『徒然チルドレン』もう一回読んでからとか言っていつ読むのか……
・『蝉時雨のやむ頃』やっぱりすごい。スゴすぎて次が読めん……
・あらためて『エリア51』に手を出しました!


2018年01月20日

期待通りの傑作『13・67』

昼寝研究所寝言レポート#1399

いつも通りようやくアレを読み終わったので安心して次の本へ手を出せるのでああめでたしめでたしですがこれが紙の本でそれを持ち運んで読むなんてどれだけ久しぶりなんだろうかということにややオノノキながらお送りする寝言日記でございます。

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というわけで読みました!
陳 浩基(ちん こうき)先生の渾身の作『13・67』を!

……いやあ、スゴイ作品でした。
香港という、わたしにはまったく想像もできない地域を舞台に2013年から1967年の出来事を警察の目線で追っていくという連作短編集。

が、この警官というのがなかなか複雑な立場で、イギリスの植民地時代から中国への返還という歴史の中で、警官の有り様も急速に変わっていったようです。

そんな特殊な時代背景を描いており、優れた社会派ミステリという面もありますが、個々の短編で描かれる事件は一筋縄ではいかないモノばかり。わたしのように「とにかく驚きたい」という一心で読んでいるおかしなミステリ好きを十分に満足させてくれるものでした。

それにしてもウマいです。
良い作品を読みました。



作品の紹介としてこんな本が出ています。知らなかった……
電子書籍版しかないのかな?
出版社の力の入れようがわかりますし、まずはこれを見て、興味がわいたら本編をどうぞ、ということにもなるので、とてもよい試みかと思います。



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同じ作者の作品は以前『見えないX』という短編を読んだことがあったのですが、こちらはかなり純度の高い本格ミステリでした。

こうなると、もう一つ翻訳が出ている長編の『世界を売った男』をKindleで読もうかなあと思えてきます。

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さて、いつもAbemaTVで麻雀チャンネルの過去の戦いなどを見ているわけですが……
先ほど小林プロが12000点ほどの第四位から国士無双を目指し、残り10回ツモ番があるぐらいのところで聴牌して一萬待ち。ところが残りの山には一萬は1枚のみ。そこへ親の三面待ちリーチが。一萬が頭の258ピン待ち。万事休すかと思ったら、この親が最後の一萬を引いて放銃……
で、小林プロが顔色一つ変えずに牌を倒して「ロン。32000」
思わず見ていて「うおっ」と叫んでしまいました。
解説のプロ雀士が「2000点を上がったかのような上がり方ですね」と。
カッコいい……

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小説を熱心に書いているフリをする月間もヤマ場を迎えております。
よし、適当に頑張るぞ!

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「桜七」の小野寺さんが昨年のKindleのダウンロード数と既読数を公開していました。
うわー! スゴイ!
……うーむ、これだけ売れる人もいるのか。
まだわたしの小説を読んでいない人もたくさんいるということなので、頑張って適当に広めるぞ!

あ、それには長年放置しているあの痛い著者ページの自己紹介を何とかしなきゃならんかなあ……

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というわけで昨日2018年1月18日の自作Kindle有料版ダウンロード数は0冊。無料版は2冊。
Kindle Unlimitedの既読ページ数は523ページでした。ありがとうございました。

さて、少し小説を書いておきますか……

それでは本日もお疲れ様でした。
お休みなさい。

未消化のネタ
・困ったときには自作小説の紹介
・困ったときには詩のような戯れ言を垂れ流すこと
・困った時には今月の本の雑誌
・『無限島』下巻読みたいですとか言って上巻を完全に忘れています……
・『徒然チルドレン』もう一回読んでからとか言っていつ読むのか……
・『蝉時雨のやむ頃』やっぱりすごい。スゴすぎて次が読めん……
・あらためて『エリア51』に手を出しました!
・『私を連れて逃げて、お願い。』の優しい破滅感


私的名作マンガ(Kindleで入手可能なもの)







2017年11月06日

安定のおもしろさ!『天化爛漫』

昼寝研究所寝言レポート#1325

いつも通り市役所に置かれたボックスに電池や蛍光灯を捨てに行こうと思い立ってから忘れ続けてはや一週間で平日の朝も捨てられるのか確認しようと思ってそのことも忘れ続けつつお送りする寝言日記でございます。

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久々にKDP作品を読めたのでこれでやっとアンケートに答えることができるぞ!

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というわけで、ヤマダマコトさんの『天化爛漫』を読み終えました。
おお、安定のおもしろさ……

それにしてもこの地に足がついた感じのしっかりとした小説っぷりはなんなんでしょう。
まあ、山彦を読んだから知ってましたけどね……
本職が本職なだけに、その辺りは任せておけ、という感じでしょうか。
作品世界に安心して没入できます。

『天化』という特殊な力を持つ卜部家の血を引く主人公の、活躍と苦悩を描く天化シリーズ第二弾。
今回も不穏な都市新潟を舞台に怪事件が発生し、その謎を追う航とコガネさん。

アレが原因であんな状態になっていくというのは天化シリーズならでは。
前作『金色天化』はド派手な天化のワザが炸裂しておりましたが、今回はかなりその辺りが抑えられています。
天化ではどうにもできないものがたくさんあるのだということを知るためのオハナシのようにも感じました。
あとがきによれば、一作目で人気が出たために、シリーズ化を意識して書いた二作目ということで、もう三作目への布石を打ちつつの展開だそうです。
(わたしなんか続編を書いてうっかり二作目で何もかも終わらせてしまいましたよ……)

それにしても、よくこの終わり方を選んだな……作中の人達もモヤモヤが残っているようですが、なんかこう、無常観漂う閉じ方。

わたしはコガネさんの活躍、というか活動を読めれば幸せなのですが、何か色々とこの先もありそうでヤキモキしてしまいます。
幸せになってほしいのですが、もうかなり特殊な状況なので、どうなるのが彼女にとっての幸せかまったくわかりません……

というわけで、単独でも楽しめるとありますが、変わっていく卜部姉弟の環境も楽しむために、ここは大人しく一作目から読むのがオススメです。



実はヤマダ氏の作品は山彦と天化シリーズしか読んでいないのですが……
読むとこちらが自信を喪失するからなあ……

というわけで、KDPのレベルが高いと知ってしまえるシリーズでございます。

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宝石の国のアニメ化を記念して、ちゃんとマンガを読むことにしました。
アニメは見ていません。

そういえば、3月のライオンも第2期が始まりましたが……見ていません。
だって、第2期はあの事件が……
あれをアニメで見るのは辛すぎる……

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というわけで昨日2017年11月5日の自作Kindle本有料版ダウンロード数は1冊。無料版は11冊でした。
既読ページ数は387ページ。ありがとうございました。

あ、六花抄の変更箇所の申請をやろうと思って忘れていました。
やらないとダメかなあ……
自分の持っている六花抄の表紙を新しくしたいからなあ……
今週中にはやるぞ!

それでは本日もお疲れさまでした。
お休みなさい。

未消化のネタ
・困ったときには自作小説の紹介
・困ったときには詩のような戯れ言を垂れ流すこと
・困った時には今月の本の雑誌
・『無限島』下巻読みたいですとか言って上巻を完全に忘れています……
・『徒然チルドレン』もう一回読んでからとか言っていつ読むのか……
・『蝉時雨のやむ頃』やっぱりすごい。スゴすぎて次が読めん……
・『ミス・ポピーシードのメルヘン横町』読みました。



私的名作マンガ(Kindleで入手可能なもの)





posted by Red56 at 23:31| Comment(0) | Kindle小説の面白いやつ