2016年06月20日

つらい月曜日なので自分の小説のこととか

ああ、また冴えないおっさんが阪急電車京都線の中でうんざりぼんやりしながら愚にもつかないよしなし事をぬぺーと広げる時間がやってまいりました。

よしなしごと……よしな、仕事。
よろこんで〜

さて、読んでいるKindle本が思いの外長いのです。数日読んでいるはずだけどまだ半分もいっていないという……
今週末には『このセルフパブリッシングがすごい』の五冊を選ぶ予定なので、どうやらこれが最後の作品になりそうです。

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なので、あまりネタもありません。
未消化のネタを貯める気力もないため、もうつまらないものが二つだけ。

T90Chiののぞき見防止フィルターはあったのですが、3000円ぐらいするうえに、送料もかかるので見送りました。
まあ、今のところあればいいかな、ぐらいなので。

……ね? つまらないネタでしょ。

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えー、本日は無料本が11冊もダウンロードされております。
そのうち『時の影』が半分ほど……

アレはちょっと古すぎるんだよなあ……
出す前に読み直したけど、恥ずかしさしか感じなかった。
おまけに、この作品だけちょっと普通すぎるというか、ひねりもなにもないという……
表現やらなんやら修正しなおすか、とも思いますが、問題はそんなところにあるわけではないと。
ストーリー自体が恥ずかしいと。
もう一つ、あの頃に書いた恥ずかしい中編があるけど、内容に問題があるかもしれないので公開しておりません。

……つまり、いま公開しているのは内容に問題がないと判断したわけか!
『夏のストロボあるいは魔法』もか!
やるな、俺!

Amazonの赤井五郎のページを見ると有料無料あわせて14冊も並んでいます。
おお、よくもこれだけ出したものです。
……そして、どれもこれもオモシロいものばかり(『時の影』を除く)

あ、でもまっとうなミステリは『時の影』だけのような気がします。
それ以外のお話ではミステリ要素は隠し味というか変化球というか偏西風とかバンアレン帯的な……

しかし、これらの表紙は……
もう少しなんとかならんか?

ちょっと表紙修正月間として、ぱっとしないもの(例:八月の翼)を作り直すか。
いや、ここはもう少し考えて表紙感謝祭、あるいは表紙お色直しの時の方がいいか?
……ああ、名称はどうでもいいのか。

無料のおすすめは『鉄塔の下で その他の短編』です。
一瞬で読めるような短い話がたったの三篇。
簡単に内容をご紹介すると……

『鉄塔の下で』おお、ノスタルジックなファンタジイ。
『秘密の友達』おお、これこそが人々の孤独の歴史。
『秋の来る頃』おお、頼むからこれをハードボイルドと言って。

はい、まったくわかりませんね。
なんか、こう、わたしのお話紹介回路はどこかで断線またはショートしているのではないかという……

この短編集、概ね好評をいただいているようですが、残念ながらこんな雰囲気のものはこれだけというのが残念なところ……
これを書いた頃にはまだ心穏やかにこういう話が書けたのですが、いまは呪詛の言葉をわめき散らしながら書くようになったので、なかなかこんなお話は難しいのです。あ、もちろんこの日記もそんなふうに書いています。

それでは、皆様お休みなさい。



赤井五郎のKindle書籍一覧

未消化のネタ
・5月のKDP売り上げ出ました
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2016年04月28日

自作における不可能現象について

昼寝研究所寝言レポート#768

はい、今日のお仕事おしまい。
この阪急電車京都線に乗ってからがゴールデンウィークです。
さよなら、薄暗い京都の町!

そわそわしているのは私だけではないようです。
リュックのチャックを開け閉めするたびに周りの人が倒れていくという不可思議な現象も、会社で履いていたスリッパを持ち帰っているから、というのもあるかもしれませんが、やはり休日前ならではのほほえましい光景かと思います。

さて、一週間のお休み。
あれもできる。これもできる。
子供の頃のようにわくわくしてしまいます。

でも、薄汚れた大人であり、同時にくたびれたおっさん(なんとこの二つは同時になれるのです。一つだけでも持てあますというのに)なので実際には何もできないであろうこともわかっています。

ここで、一つ「やりたいこと」を公言しておくのもいいかもしれません。
そして、ゴールデンウィークが終わる頃、自分に侮蔑の言葉を吐くと。

ゴールデンウィークのうちにやっておきたいこと。
1.新作を20000文字くらい書く。あるいは完了させる。
2.AndroidStudio2.1でプログラム作成着手。


おお、大したことないぞ。
2はちょっと考えているプログラムがあるので、何とか一番シンプルな形で実現できれば、と思っております。

1の新作は思ったより短くなりそう。
最初で盛り上がって、なんかいい感じなのですが、その直後からずっとグダグダが続いているという……
終わりは……一番盛り上がると思いたい。

しかし、途中のグダグダが、もう我慢できない。
探偵役の高校生がしゃべり出したら止まらないのです。
もう自称名探偵は本当に迷惑です。

まあ、無意味な密室も出てきますので、こうご期待。
あ、このところ無意味な密室しか出ていない……

そういえば、ゴールデンウィークなので自作の中に出てくる不可能現象についてお話ししたいと、唐突に思いました。
明日のネタすればいいのに、もう我慢できません。
明日の日記なんか三行で終わってもいいから、いまこれを書きたいんだ!
ということでお送りします。

不可能現象というのは、まあ、不可能犯罪に近いのですが、犯罪ではないものもあるので、ここでは便宜的にそういった呼称にします。
ミステリにおいての不可能現象といえば、まず最初に挙げられるのが『密室殺人』です。
鍵のかかった部屋の中、衆人環視で誰も近寄れない空間において、人が殺されているというやつ。

赤井五郎のお話において『密室』が出てくるのは

・誰かが扉の鍵を(☆☆☆)……『白の添え歌 その他の物語』収録
・夏のストロボあるいは魔法(☆☆☆)
・チョコレートの天使(☆)
・青い月夜の特別なこと(☆)
・月なき夜の幸せなこと(☆)
・今度の新作(☆☆)

こんなところでしょうか。
星の数はまっとうな密室かどうかを表しています。
つまり、まっとうなものは少ないと。
よく感想で言われますが掟破りな方法による解決があったりします。
上のやつだと一つだけそのような解決になっております。
もちろん、密室好きにとってそのような解は御法度です。
でも、あれでは敢えてそうしました。
だって、そうでなければいけないからです。
その代償の大きさを考えてもみてください。

さて、密室以外の不可能現象もあります。

・白の添え歌(☆☆)
・六花抄(☆☆)
・時の影(☆)

星の数はまっとうな謎かどうかを表しています。
白の添え歌は、足跡の謎。作者が勝手に作った理屈が解決になっていますが、美しいからよしとしましょう。
あ、密室ものにもそういうのがあったな。
六花抄は遠隔殺人というか、なんというか……
時の影は日時計のアリバイトリックというかなんというか……

あと、他のアレもソレですが、まあ、内緒ってことで。

この中でちゃんとお話を書く前に『不可能現象を出そう』と思って考えていたのは……
5作か。

……適当すぎる……
すみません。

……というわけで!
お待たせしました。
赤井五郎の書いた小説の中で一番まっとうなミステリ大賞は
『誰かが扉の鍵を』
に決定です!
まあ、密室といってもアレですが……

なんと、これがKindle本としてこれまでもこれからも無料で読める!
必要なのはAmazonのアカウントとiPhone/Androidのスマートフォンやタブレットだけ。
あるいはWindows PCやMacでも読むことができます。
いずれもAmazonが出している無料のKindleアプリをインストールするだけ。
あと、Koboの無料版もあります。


というわけで、皆さんの休日にも良い密室が訪れますように。

あ、おっさんの周りで人が倒れていたら、リュックだ。リュックに気をつけろ!

赤井五郎の著作一覧

未消化のネタ
・Amazonプライムビデオで銀河鉄道999の映画版!
・娘に『Scratch』をちょこっと教えてみました。
・いつもの素晴らしい世界『宇宙の白鳥』
・三月のKDP売り上げ出ました。
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2016年04月19日

自分の短編の紹介『鉄塔の下で』

昼寝研究所寝言レポート#759

さて、時間がないので急いで日記を書かねば!
あ、でも書くことがない! なにも思いつかない。
阪急京都線車内。21:44。とりあえずいまは東向日駅を通過したところ。
車内は8割方席が埋まっている状態。
外は暗く、家の灯りはそれほど目立ちません。
あ、いま水銀灯に照らされた八重桜が一瞬見えました。

そういえば、今日会社に行こうと歩いている時に、狭い田んぼがあるのですが、そこが一面のレンゲ畑になっていました。

おお、懐かしい。
子供の頃は広大な田んぼがあって、そこで遊ぶのがとても楽しかったです。

その頃の光景を思い出しながら書いたのが『鉄塔の下で』という短編。

 鉄塔の下で
公園の近くには大きな川が流れていた。
 正確には辺りの|田畑《たはた》に水を運ぶための用水路で、何か名前があったはずだけど、もう忘れてしまった。
 橋を越えると見渡す限りに田圃が広がって、ずっと向こうには隣町の神社の鳥居が小さく見えていた。年に一度、お祭りがある時に連れていってもらえるのを楽しみにしていたものだ。

 水路の分岐している小さな溜め池では、近所の男の子達がよくザリガニやフナをとっていた。その辺りは彼等のエリアで、わたしはあまり近づかないようにしていた。川に沿って、流れとは逆の方へ二十分ぐらい歩く。途中で国道を越えると、田と畑と農家だけの景色になり、あまり人の姿をみかけなくなる。土手の斜面を下って、田の間に伸びる|畦道《あぜみち》へ。狭い道をまっすぐ行けば神社のある隣町までたどり着くのだけど、わたしはいつも途中で左へ曲がった。
 田に囲まれた中で、そこだけ固い地面になっているところがあった。
 砂利で埋め尽くされた敷地の中心には大きな大きな鉄塔が建っていた。背の高い金網に周りを囲われ『高圧線注意』と書かれた物々しい看板が下がっている。
 いかにも危険そうな雰囲気がするためか、子供達もあまり近寄らない場所だった。
 だから、わたしはそこにいることができたのだ。


おお、なんと自分の小説をこうして紹介すると、あっという間に行数が稼げることが判明。
この『鉄塔の下で』は子供の頃によく遊んだ場所へ向かう女性のお話です。
まあ、なんか得体のしれないものも出てきますが、郷愁的なものを感じていただければと思います。

『鉄塔の下で その他の短編』は表題作の他に『秘密の友達』と『秋の来る頃』の三編を収録しております。
なんちゅう素晴らしい短編ばかりでしょうか。
この頃はまだ普通の話を書いて……あ、そうでもないや。

いずれも最後の一文で、なんというか、意表を突くというか、ひっくり返すというか、終わるというか、そんな感じを狙ってみました。

というわけで、こんな素晴らしいお話が詰まった短編集が、なんとAmazonのKindleストアでずっと無料公開中! ひゃっほー、只だタダダ〜。
Kindleの本はiPhoneやAndroidといったスマホ、iPadやAndroidタブレットに無料のKindleアプリをインストールすることで読むことができます。また、PCとMacでもKindleアプリが用意されています。
あと必ず必要なのがAmazonのアカウント。つまり、Amazonで買い物をしたことがある人ならKindle本を入手できます。

いくつか電子書籍サービスはありますが、長年の失敗を見てきて、もう日本では定着しないままかも、と半ばあきらめていました。
そこへ黒船のごとくやってきたAmazonの電子書籍Kindle。
今のところ、一番長持ちしそうなサービスです。

というわけで、ご興味をもたれた方は下記からどうぞ。

赤井五郎のKindle書籍一覧

……そういえば自分のホームページの小説紹介ページも長い間ほったらかしです。更新せねば……

未消化のネタ
・Amazonプライムビデオで銀河鉄道999の映画版!
・娘に『Scratch』をちょこっと教えてみました。
・いつもの素晴らしい世界『宇宙の白鳥』
・三月のKDP売り上げ出ました。


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2016年04月13日

どれだけ売れると何位になるのか

昼寝研究所寝言レポート#754

いつも通り電車の中から立ったままお送りする日記です。
車内アナウンスが必要以上に震えていることに若干の面白さと不安を感じつつ席が空かないかと虎視眈々と狙っているのですが、今日はあまりに早い(六時台)ので、無理っぽいです。

去年『青い月夜の特別なこと』出した記念で無料キャンペーンを行った後で、有料になっても本が結構な冊数売れたのですが、今回も無料キャンペーン終了後三日と半分で16冊も売れております。おお、どうした。

結局、得たいのしれない素人の本が大量に無料だからといって、全てをダウンロードするわけではないでしょうから、試しに一冊手に入れて、読んだらそれなりにおもしろかったから他の本も読んでみるか、ということかもしれません。

今回はそれぞれの本の紹介ページにも全部無料とは書かなかったこともあったので、全部手に入れ損ねた人もいたのかもしれません。

次の新作の時には各本の紹介ページに無料キャンペーンの日時を書くようにしたいと思っております。
まあ、冊数が多いので面倒くさくてやらないかもしれませんが……

一瞬[SF・ホラー・ファンタジー]の有料本ランキングに『青い月夜の特別なこと』が19位に、『月なき夜の幸せなこと』も20位になりました。(それぞれ時間が異なっていたので、並ぶことはなかったですが……)
いま(18:45)現在も『青い〜』が21位で『月なき〜』が36位という快挙。
嬉しいのは『サマータイムリバース』が54位『六花抄』が84位に入っていること。
どちらもどえらいいいお話だで、もっと読んでほしいわ。
方言にすると情に訴えることができるかと思ったのでお手軽で乱暴な販促を試してみましたが、いかがでしたか。

さて、ここで気になるのは『いったいどれだけ売れればこの順位になるのか?』ということだと思います。
『サマータイムリバース』はここ三日で「2・1・2」と五冊売れています。
その前の五日間は無料キャンペーンだったので0冊。
で、直近の30日で16冊売れております。既読ページもここ30日で600ページほど。
このぐらいがランキングに関係あるのかもしれません。

ところが『月なき夜の幸せなこと』にいたってはここ三日で2冊。そもそも販売開始が4/3なので、そこから二日続けて1冊ずつ売れて、ここまでの総数は4冊(1冊は自分で買った)。既読ページ数も「4」ページです。
これでこの順位に行くのです。
市場に出ている日数と売れた数というのも関係しているのかも。

そして、とりあえず二日続けて1冊でも売れる。これが重要かと。

まあ、ジャンル別で20位に入ったところで、注目度が上がるということもないようです。
こんなランキングを一生懸命見ているのは作者ぐらいかと。
[SF・ホラー・ファンタジー]の21位は全ての有料タイトルの2564位。
全体でベスト10位に入るぐらいなら注目されるかもしれませんが、そうなったことがないのでまったくわからんのです。
はははは。
あ、笑い声です。
でも、泣いているのかもしれません。

というわけで、これからもよろしくお願いいたします。

あ、そういえば、今日会社で『サマータイムリバース』を読んだ人が「天才ですね!」と激賞してくれました。
まあ、あの作品はすごいのでそれぐらい言ってもらっても構いません。
残念ながら他の作品を読むとそうでないことがよくわかるかと……
はははは。

で、その人が「でも、一つ気になる点が……」と。
なんですか、と聞いてみたら……
おお、まったく気がつかんかったけどその通りだ!
という(致命的ではないけど)穴があることが判明。
うわー、それに気がつくとは……すごい。

……修正します。
というか、書き足してボリュームも少し増やすか。
あれを超えるミステリが書けそうにないことがはっきりしてきたからなあ……
150円ぐらいにしようかと目論んでおります。
これが自信作だよ、という目印のつもりです。
今までにお買い上げいただいた人はそのままバージョンアップを申請すれば入手可能に、というようなことができると思います。
まあ、まだわかりません(まったく手をつけていません)が、値上げしたときには無料キャンペーンします。

さああなたにも『穴』がわかるかな?


赤井五郎のKindle書籍一覧

未消化のネタ
・Amazonプライムビデオで銀河鉄道999の映画版!
・娘に『Scratch』をちょこっと教えてみました。
・おおこれも素晴らしいやんけ『不思議なひと』
・いつもの素晴らしい世界『宇宙の白鳥』
・二月のKDP売り上げ出ました。


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